日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★★☆☆
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正解:めふん
めふんとは、鮭のオスの中骨に沿うようについている背ワタ(腎臓)の部分を塩漬けにした、いわゆる塩辛で、おもに北海道で食べられている珍味です。
見た目は赤黒く、トロリとした食感で、若干クセのある味わいが特徴。酒のアテやごはんのお供として古くから珍重されてきました。市販もされていますが、鮭の背ワタは希少なため、イカの塩辛や酒盗などよりも価格は若干高めです。
アイヌ語では腎臓のことを「めふる」と呼び、それが転訛してめふんと名づけられました。女奮という漢字は、当て字といわれています。
血合いの部分のため、鉄分や造血のビタミンといわれるビタミンB12が豊富なため、貧血改善に効果的な珍味です。ただし、イカの塩辛などと比べて塩分が非常に多いというのが難点……。食べすぎには注意です。
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