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ホームズからスタートレックまで、魅力的なキャラクターを演じてきたベネディクト・カンバーバッチ。そんな彼が主演するNetflix独占配信の新シリーズ『エリック』の放映がいよいよスタート した! おとなの週末Webでは、そんなカンバーバッチの得意料理とお気に入りの店をご紹介しよう!!

人気子ども向け番組の人形師「ヴィンセント・アンダーソン」が息子の失踪で豹変

ベネディクト・カンバーバッチ/Netflixシリーズ「エリック」より

あの名探偵シャーロック・ホームズを現代のロンドンで描いたドラマシリーズ『SHERLOCK/シャーロック』(10~)で大ブレイクしたベネディクト・カンバーバッチ。その後、アカデミー賞にもノミネートされ、マーベルの『ドクター・ストレンジ』(2016)ではタイトルロールのスーパーヒーローを演じ人気と実力を兼ね備えるイギリス人俳優へと大きく成長した。

そんな彼が主演するNetflixのドラマシリーズが『エリック』。人気子ども向け番組の人形師に扮し、10歳の息子の失踪によって徐々に常軌を逸して行くさまを熱演している。タイトルの“エリック”は息子のアイデアを基に創り上げた新しい人形。自分だけに見える彼を相談役としてニューヨークの街を彷徨い歩く。

この父親、天才肌の人形師で妥協を許さず、いわばトラブルメーカーのような存在。そういう役を演じると最大限のパワーを発揮するカンバーバッチのその演技力を堪能することが大きな魅力となっている。

カンバーバッチの母が伝授した「タスカニー風チキン」

ヴィンセント・アンダーソン(ベネディクト・カンバーバッチ:左)と息子のエドガー(アイヴァン・モリス・ハウ:右)/Netflixシリーズ「エリック」より

さて、そんなカンバーバッチにインタビューしたのは『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013)や『ドクター・ストレンジ』のとき。前者は独身だったが、後者では結婚し一児のパパになっていた。

2作の間には3年のギャップがあるものの、共通していたのは「食べるのも料理するのも大好き!」と「ヘルシー」。そういって紹介してくれた料理は母親から伝授したという“タスカニー風チキン”。
※編注タスカニー=トスカーナ(イタリア)

炒めた鶏肉にレモンとタイムをたっぷり入れ、その上にジャガイモを乗せてオーブンでロースト。ベネディクトのパーティのときの定番的キャセロール料理で「オーブンに入れておけば出来上がるので、キッチンを往復しなくてすむ」という。

筆者はこれを作ってみたのだが、すっごく美味しくてびっくり。香辛料のおかげで手間暇をかけずリッチな料理になっていた。

また、ベネディクトにイギリスのお気に入りレストランを尋ねたら、イタリアンのCarluccio’s(カルルッチョズ)を教えてくれた。曰く「ズッキーニとガーリックのフリッジ・パスタが大好き。パルメザンチーズをふんだんにかけて食べるんだ」。

ロンドンを訪れた際、このレストランにも行ってみたのだが、とても庶民的でリーズナブルなチェーン店だった。このチョイスもなんだかベネディクトっぽくてほっこりしてしまった。

Netflixシリーズ『エリック(Eric)』

妻のキャシー・アンダーソン(ギャビー・ホフマン)/Netflixシリーズ「エリック」より

監督/ルーシー・フォーブス
クリエーター&脚本/アビ・モーガン
出演/ベネディクト・カンバーバッチ、ギャビー・ホフマン、マッキンリー・ベルチャー三世
Netflixシリーズ「エリック」独占配信中

才能豊かな人形師ヴィンセントの周囲はトラブルだらけ。職場では仕事仲間や上司とぶつかり、家では妻とケンカばかり。そんなとき、またも妻と口論になり、10歳の息子エドガーはひとりで学校に行くが、それを最後に姿を消してしまった。夫婦は警察に捜索を頼むのだが。

舞台は1984年のニューヨーク。街にはホームレスがひしめき、地下鉄には落書きがあふれ、人々の価値観も保守的で多様性とはほど遠い。そういう時代の切り取り方が本作のもうひとつの魅力になっている。

文/渡辺麻紀(わたなべまき):映画ライター。SF雑誌の編集を経てフリーに。雑誌は『SFマガジン』『アニメージュ』等、WEBは『ぴあ』『TVブロス』等に執筆中。
Netflixシリーズ「エリック」独占配信中

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渡辺麻紀
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