毎月、各特集の取材に明け暮れる「おとなの週末」ライターたち。その日常をご紹介します!今回は、ライター・本郷明美編。6月号(5月発売)の取材を行っていた4月、スマートフォンの写真を振り返れば、桜、桜、桜、そして酒、酒、酒、ときどきワイン。年に一度の春だものねえ、浮かれたってよしとしましょう。
桜、酒、酒……ときどきワイン春に浮かれてもう一杯
3月×日:ほぼ月に一度、福島県古殿町の実家に帰っている。今年は間に合わないかと思ったが、裏山でふきのとう発見。うひひひっと、悪代官のようになりつつ収穫。夜、熱々の天ぷらを母と食べる。
「この苦み、子どもの頃は好きじゃなかったのにねえ」と私。「大人になったんだわ」と母。
ふきのとう味噌も作り、大好きな地酒「一歩己(いぶき)」をしゅぽっと開ける。うす濁りのやさしい味わいが、ふきのとうのほろ苦を包み込む。たまらん。
3月×日:東京の自宅近く、かむろ坂で桜まつりが開かれた。この日は天気もよくて最高……なのだが、今年の桜はとっても遅い。遅すぎる。まだ一分咲きといったところか。でも、歩行者天国ではビールやワインを飲みながら、みんなごきげん。これでいいのだ。
×日:銭湯が好きだ。コロナ禍も落ち着き、去年から銭湯巡りを再開。銭湯愛あふれる友だちからスタンプ帳をもらって以来、スタンプを押してもらうのも楽しみ。浸かった後の一杯も、もちろん楽しい。この日は西小山の『東京浴場』へ。風呂上がりの生ビールがおいしい!