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お隣の武蔵小山の陰に隠れて(?)今まではなんとなく地味な存在だった(失礼)西小山が、このところ熱い。この街は線路を挟んで目黒区と品川区が隣り合っている。そのせいか、街の雰囲気も目黒区側と品川区側では一変する。

雰囲気が異なる目黒区側と品川区側

まずは駅の西側、長い商店街が広がる目黒区側から歩いてみよう。駅からまっすぐ伸びるのは『にこま通り商店街』。この商店街とクロスする形で弁天通り、えびす通りがあり、それぞれ商店街を形成する。広範囲に店が散らばっているのでにぎやかな下町を思わせる。

駅から『にこま通り商店街』をしばし歩き、えびす通りを右折してずんずん行くと、昭和の哀愁漂う通りに忽然と『クラフトビレッジ西小山』が現れる。地域のコミュニティを活性化させようという試みを持つ新名所だ。クラフトビールやタイ料理などの個性的な飲食店とイベントスペースが集結する。また、こちら側には四川料理と日本酒の『コクエレ』や、モツとロゼワインがメインのワインバー『fujimido243』など、よく知られた人気店も多い。

反対側の品川区へ目を向けると駅から中原街道まで続くのが西小山桜並木通りだ。約1kmの間に100本以上の桜がある「しながわ百景」のひとつで、桜祭りも行われる。この西小山桜並木通りに面した駅からすぐの場所に、リニューアルした老舗銭湯『東京浴場』があり、最近メディアでも話題を呼んでいる。

『CHIISAKATTA ONNA』 一度食べるとクセになる、スパイシーなのにどこか懐かしい

気になる店名は、絵を描いていた店主・小助川さんの創作タイトルから選んだものだという。どこにも属さない子供時代の“何者でもない自分”を意味しているとか。その通り、自由な発想のカレーもカテゴリーに収まらない。自家製の調味料で甘みを加えるので、サラサラでスパイシーだけど欧風カレーのようなコクもあり、どこか懐かしさも漂う。カレーに合わせて焙煎したコーヒーと一緒に飲むのがおすすめです。

あいがけ(チキン&キーマ)1350円ブレンド+150円

チキンカレーの海に浮くライスにキーマと黄身をトッピングしたユニークなビジュアルのあいがけ。カレーはすべて鶏ダシの利いたスープき。テーブルに備え付けのキャベツのピクルスを一緒に食べると2倍旨い
カウンターでは自由に本を閲覧できる

店主・小助川麻里耶さん「トッピングやルウ増しなどカスタマイズもできますよ」

住所:東京都品川区小山5-25-14 カーサファイブ 1階 
TEL:03-6887-2292
営業時間:11時半~15時
定休日:月
交通:東急目黒線西小山駅から徒歩3分

『グローブコーヒー』 寒い冬の日にはこちらの温かいコーヒーで和みたい

ご近所の飲食店も買いに来る、我が街の頼りになるコーヒー専門店。焙煎から手がけるオリジナルのコーヒー豆は定番と季節限定を合わせて12種類。柔らかく焙煎をかけたフルーティな味わいで、毎日飲んでも飽きないコーヒーを目指している。週末に登場する自家製のケーキも密かなお楽しみだ。

自家製チーズケーキ500円、ホットコーヒー570円

定番スイーツはほどよい甘さのチーズケーキ。酸味がまろやかなコーヒーとの組み合わせがぴったり
静かな店内では落ち着いて過ごせる 

店主・増本敏史さん「お散歩の時にはテイクアウトでも温かいコーヒーをお楽しみください」

住所:東京都品川区小山5-25-10 平岡マンション 1B 
TEL:03-6426-2234
営業時間:10時半~19時半、カフェ~18時半
定休日:火
交通:東急目黒線西小山駅から徒歩3分

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おとなの週末Web編集部
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