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多くの映画でヒロインの座を演じているトップ女優のスカーレット・ヨハンソン。結婚と離婚を経験した彼女は、現在3度目の結婚中。そこで、料理も好きな彼女の得意レシピと、2024年7月19日より上映中の主演映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』をご紹介しよう。

ハリウッドのトップ女優の座をキープし続けているスカーレット・ヨハンソン

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』より

39歳にして芸歴はおよそ30年。難しいと言われる子役から大人の役者へのステップアップも難なくこなし、ハリウッドのトップ女優の座をキープし続けているスカーレット・ヨハンソン。そんな彼女の最新作が『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』だ。

この作品、誰もが知っているスタンダードソングの題名を頂いているのはダテではなく、1969年、人類初の月面着陸を成功させたアポロ11号の舞台裏を描いたハートウォーム・コメディ。計画が失敗したときのために、実はフェイク映像を撮っていた⁉ というコンセプトで、私たちを1969年にタイムスリップさせてくれる。

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』より

スカーレットが演じるのはニューヨークで最強のPRマーケター、ケリー。謎の政府の男から、人気も落ちぶれ気味のアポロ計画を宣伝し、さらにフェイクの月面着陸映像も撮るように頼まれるのだが、その経緯が笑いとノスタルジーを上手くミックスして描かれ、とても小気味いい。

この手のジャンルは陰謀ドラマに傾きやすいのだが、そういう暗さはまるでなく、誰もが楽しめる作品になっている。

スカーレット・ヨハンソンが、ポップコーンショップ“Yummy Pop”を開店

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』より

さて、そんなスカーレットといえば恋多き女性。“デッドプール”でお馴染みのライアン・レイノルズと結婚し2年で離婚。続いてフランス人のジャーナリストと二度目の結婚をし3年後に離婚している。

筆者が彼女にインタビューしたのはジャーナリストと結婚していた時期で当時、スカーレットは彼と一緒にパリにアメリカスタイルのポップコーンショップ“Yummy Pop(ヤミー・ポップ)”を開店。そのきっかけについてこう語ってくれた。

「彼にケトルコーンを作ってあげたら“とても美味しい! フランスにはこんなポップコーンはない。袋に入ったものしかないよ”といったの。だったら、出来立てのケトルコーンをパリのみなさんに食べて頂きましょう! と思いお店を開いたんだわ」

ケトルコーンは砂糖を加えた少しだけ甘いポップコーンで、スカーレットはこれをいつも手作りするそう。

「私は砂糖にシーソルトを加え、油はオリーブオイルを使う。すっごく簡単だからいろんなフレーバーを考えるの。私の一番のお気に入りはチェダーチーズとメイプルシロップの組合せ。お店ではシカゴ・ミックスという名前で販売したんだけど、フランスの人にはウケなかった。スウィート&ソルトの甘じょっぱいテイスト、アメリカ的なのかもしれないわね」

ちなみに、このインタビューのときは満面笑みで旦那さんのこと、お店のことを喋っていたのだが、その数か月後、彼との離婚が成立。そういう様子はみじんも見せなかったところは、さすが女優さんなのだった。

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渡辺麻紀
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