停車するとエンジンが止まり、無駄なガソリンの消費を抑えるのが「アイドリングストップ」だ。ブレーキを放すと自動的にエンジンが再始動するので、ドライバーは特に意識することなく使うことができる。ところがハイブリッドを除くガソリン車での採用が減ってきている。コンパクトカーやミニバンなどで、採用が見送られることが多い。これはどういうことなのだろうか?
多くのガソリン車がアイドリングストップを廃止
信号待ちの時などにアイドリングを停止するアイドリングストップは、2000年代に入ると普及が進み、2010年以降は標準装着が常識になった。
ところが2020年に近付くと、アイドリングストップ装着車が減り始めた。例えばノーマルエンジンを搭載するコンパクトカーの場合、以前のヴィッツ(現在のヤリス)やフィットなどは、アイドリングストップを装着していた。
それが今は廃止されている。ミニバンでは、セレナは今でもノーマルエンジン車にアイドリングストップを装着するが、ノア&ヴォクシーやステップワゴンには備わらない。