【3月5日】今日は何の日？上空1万メートルの「頼れる存在」

2025年3月5日 / コラム

「3月5日」。今日は何の日でしょう？答えは「スチュワーデスの日」！

エアガール→スチュワーデス→キャビンアテンダント

日本初の客室乗務員の採用試験が行われたのは、いつのことかご存じでしょうか。正解を言える人は、少ないのではないでしょうか。実は、戦前です。1931（昭和6）年2月。実施したのは、民間の航空会社だった東京航空輸送社（昭和3年設立）です。

当時は「エアガール」という呼び名で募集され、140人の応募に対し合格者はわずか3人でした。試験結果の発表は、同年3月5日。「スチュワーデスの日」は、この日に由来します。

日本で初めての女性客室乗務員はエアガールと呼ばれ、1931年に誕生（illustAC）

日本では1980年代後半まで、旅客機内で接客サービスを行う女性客室乗務員を「スチュワーデス」と呼んでいました。1986（昭和61）年に男女雇用機会均等法が施行されたのを機に、各航空会社が「客室乗務員」と呼ぶようになりました。現在は和製英語の「キャビンアテンダント」または「CA（シーエー）」と呼ばれることが多いですが、これは日本独自の呼び名で、英語では「フライトアテンダント（flight attendant）」「キャビンクルー（cabin crew）」になります。

女性なら一度は憧れる華やかな職業

昭和の時代、女性たちに人気だった職業の上位に、必ずと言っていいほど入っていた客室乗務員のお仕事。確かに、おしゃれな制服に身を包み、飛行機に乗って仕事ができるなんて……と、憧れるのも当たり前だったと思います。筆者が在籍していた大学からも難関を突破し、就職試験に合格した人が多数いました。その中のひとりが、「小さい頃からずっとなりたかったんだ！」と合格の知らせに満面の笑みを輝かせていたことを覚えています。