全国には数多くの難読地名が存在します。うっかり読み間違えて恥ずかしい思いをした人も多いはず。
本コーナーでは、読み間違いが多い難読地名を名前の由来だけではなく、特産品や地元グルメ情報とともにご紹介します。
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】 何問わかる? 過去に出題された難読漢字の読み方に挑戦!!
難易度:★★☆☆☆
■難読漢字、地名編の正解はこちら
正解:おぢや
小千谷市(おぢやし)は、新潟県の中越地方に位置する市です。
小千谷縮(おぢやちぢみ)は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統的な麻織物です。
なめらかなのどごしとシコシコした食感の「小千谷そば(へぎそば)」は小千谷名物です。一般的に、そば粉のつなぎには、小麦粉や山芋などが使われますが、小千谷そばには「布海苔(ふのり)」という海藻が使われます。
「布海苔」はもとは小千谷縮を織るときの糸の糊づけに使用していたものでしたが、江戸時代後期頃からそばのつなぎとしても使われるようになり、へぎそばが誕生しました。
地名の由来には、平安時代中期の「和名抄」に記載されている古代魚沼郡の4つの郷のひとつである「千屋郷」に由来するという説、「おぢ」は「おち」の転訛で、沢の落ち合う所や低湿地を意味する「落ち」に由来するという説、「ちや」は「茅屋」を意味し、茅葺き屋根の家屋が多くあったことに由来するという説など、諸説あります。
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