日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解: ペキンダック
北京烤鴨(Peking Duck)は中国料理を代表する一品です。
その名は、文字通り「北京式の焼き鴨」を意味します。
「烤」 は「焼く」こと、「鴨」 は「アヒル」を指します。つまり、烤鴨は、「焼いたアヒル」を意味します。北京という地名がついているのは、この料理が有名になった地だからです。
元の時代には存在していた料理で、かつては「南京烤鴨」とも呼ばれていたことがありますが、明の時代に南京から北京へ遷都された際に北京に持ち込まれたため、それ以降は北京烤鴨と呼ばれるようになりました。
皮のパリパリ感が命の南京烤鴨に欠かせないのが、この料理専用の鴨で、北京鴨または北京白鴨と呼ばれます。
北京鴨は短期間で脂がのりやすく、とくに皮の下の脂肪層が厚く、焼いたときに皮がパリパリになりやすいのが特徴です。
この料理では肉よりも皮が主役ですが、じつは、肉も美味。皮を食べた後の鴨肉は、炒め物、しょうゆ煮、味噌炒めや、スープ(鴨骨湯)などの別メニューに活用されるのが一般的です。
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