話題となる新商品の開発をやってみようということで、人気飲食店を何店舗も手がけるさとうこうじさんとタッグを組んで、全国47都道府県の名産・特産品を使った丼の開発に乗り出すことに。 今回は山口県です。山口県と言えばフグが有名ですが、丼にするにはコスパが悪い!?そこで今回は山口県が力を入れているハモを使用しました。からりと揚がった身はホクホクで、甘辛い味にご飯も進みます。さらにれんこん入りでとろりとした卵と好相性となれば、これはもう……ぜひお試しあれの◎
日本人が大好きな甘辛味そしてサクサク&ふわとろで食べる手が止まらない
山口県のメインにしたのはハモ。こちらは夏の京都というイメージの強い魚ですが、実は瀬戸内沿岸はハモの有数の産地だそう。しかも山口県の瀬戸内沿岸で獲れるハモは、同県が室町時代から“西の京”と呼ばれたことから「西京ハモ」とブランド化され、関西方面にも出荷するほどの味わい。各県の知られざる美味を見つけ出すのも、この丼の大きな任務です。
今流行りの焼きカツ丼よろしく、卵の上に唐揚げにしたハモをドンとのせるのですが、卵の中にひと山口。すりおろし&粗みじんの「岩国れんこん」を加え、とろり&シャクシャク感をプラス。それだけでも十分においしいのですが、仕上げに「長門ゆずきち」(今回はすだちを代用)のスライスを。爽やかで穏やかな酸味を加えることで、味が引き締まり上品な1杯に早変わりさせてくれます。