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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

■香りを楽しむ

正解:岩牡蠣

難易度:★★★★☆

ふっくら、クリーミー!

牡蠣といえば冬というイメージを持っている人も多いかもしれません。それは、多く流通しているのは「真牡蠣(まがき)」と呼ばれる種類で、その旬が寒い時期だからです。

しかし、夏にこそ味わいたい牡蠣があります。それが「岩牡蠣(いわがき)」です。

寒い海を好む真牡蠣に対し、岩牡蠣は暖かい海でも成長し、夏に産卵期を迎えます。その産卵前の5月~7月頃には身がふっくらと太り、クリーミーさが増します。

岩牡蠣はその名のとおり、ゴツゴツとした岩のような殻を持ちます。真牡蠣と比べると大きく、1個あたり300g~500g、ものによっては1kgを超えるものも!

真牡蠣は1年~2年で出荷される「1年牡蠣」が多いのに対し、岩牡蠣は出荷まで3年~4年をかけるのが一般的。ゆっくり育つぶん身の詰まりがよく、濃厚な旨みが育まれます。

また、産卵期が比較的長く、少しずつ産卵するため、夏場でも身痩せしにくいことも特徴です。これが岩牡蠣が大ぶりであることの一因でもあります。

日本各地に産地がありますが、とくに有名なのは石川県の能登半島、秋田県の象潟(きさかた)、新潟県の佐渡、島根県の隠岐諸島など。

真牡蠣がミルキーでややあっさりとした味わいなのに対し、岩牡蠣は濃厚でクリーミー。生クリームのようななめらかさと、やさしい甘みが特徴です。

岩牡蠣の魅力をダイレクトに味わうなら、やはり生食がおすすめです。

加熱しても美味。焼き牡蠣や酒蒸し、フライにすれば、身がぷっくりと膨らみ、旨みがぎゅっと凝縮されます。

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美味しい岩牡蠣の見分け方
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おとなの週末Web編集部
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