人気イタリアンシェフ・ファビオさんと新しいグルメ体験をお届けする『おとなの週末TV』(隔週土曜19時30分~20時、CSチャンネル銀河)の放送が2025年10月25日からスタートします。『おとなの週末』本誌集中連載「おとなの週末TV~ファビオの極ウマ探求 Unplugged(アンプラグド)」では“番組と誌面、ダブルで楽しめば2度おいしい”、そんな情報をお届けしていきます。記念すべき第1回は、番組ナビゲーターであるファビオさんにインタビュー。注目のシェフYouTuberの素顔にフォーカスしました!
高校1年の冬、ローマでイタリア料理に感動
――16歳でイタリアに。イタリア料理に目覚めたきっかけは?
ファビオ/父が仕事でローマに赴任していて、高校1年生の冬休みに遊びに行ったんです。初めて本物のイタリア料理を食べ、文化に触れ、滞在中は現地の市場で買い出しをして料理を作ったりしました。そこで本当に感動して「いつか現地でちゃんと料理してみたい」と思ったのが最初です。
――20歳で渡欧して、現地ではどんなところで修業したのですか?
ファビオ/大衆的なトラットリアから高級なファインダイニングまで満遍なく周りました。毎日厨房の中でイタリア人に揉まれて、休みの日にはパン屋や精肉店、ピッツェリアなどにも足を運んでいろいろ見せてもらっていましたね。
心に決めた2つのテーマ
――イタリア料理を追求していく中で、大切にしていることは?
ファビオ/テーマは決めていて、二極あります。一つはミシュラン3つ星シェフのような“トップの中のトップ”と関わっていくこと。彼らはマインドや生き方が素晴らしくて、そこに触れると、いつも好奇心が刺激され、自分もずっと上を向いていられます。もうひとつは“郷土”。イタリアはスローフードの国ですし、自分の地元に誇りを持っている人がとても多いし、それが食文化と結びついています。それがイタリアの真髄じゃないかな。
――シェフとして大切にしていることはありますか?
ファビオ/僕は“自分の作りたい料理”ではなくて、“食べてくれる人が求めているもの”を作り続けたいと思っています。求められていることをやることが喜びなんです。
YouTubeは「成長の記録」、「貧乏人のパスタ」は再生回数5000万以上
――ファビオさんにとってYouTubeはどんな存在?
ファビオ/約5年、600本以上積み上げてきた「ファビオ飯」は、僕にとっては未熟な自分の成長コンテンツ、生き様の記録でもありますね。
――1番伸びた動画は?
ファビオ/「貧乏人のパスタ」です。たぶん再生回数5000万回以上。もともとナポリの家庭料理で、目玉焼きを使った映えるパスタです。イタリアにはこういうユニークな名前のパスタがたくさんあって、それを日本の視聴者に届くように、削ぎ落としてアレンジしています。








