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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■砂風に吹かれて

正解:ハマボウフウ

難易度:★★★★★

生薬としても活用されます

浜防風(ハマボウフウ)は、日本の海岸沿いにある砂地に自生するセリ科の多年草で、古くから春を告げる野草として、また貴重な薬用植物として日本人に親しまれてきました。

原産地は日本を含む東アジア沿岸部で、北海道から九州までの広い範囲の砂浜で見ることができますが、近年では海岸の開発や乱獲によって野生のものはその姿を消しつつあり、現在では「幻の山菜」と呼ばれることもあります。

名前の由来は、中国で古くから使われてきた「防風(ボウフウ)」という生薬に、見た目や効能が似ていることにあります。浜辺に自生する「防風」のような植物ということで、その名がつきました。

「防風」という言葉には、文字どおり「風(ふう)を防ぐ」という意味があります。これは、外から入り込んで体調を崩す原因となる「風の邪気」を追い払い、風邪や関節の痛みといった諸症状を和らげるという、薬草としての役割を表現したものです。

旬の時期は、まだ寒さが残る早春から初夏にかけてです。芽吹いたばかりの赤紫色の茎が砂から顔を出す頃が、もっとも香りが高く、柔らかいとされています。野生のものが希少になった一方で、現在では栽培ものも流通しています。

もっともポピュラーなのは刺身の「つま」。茎を細かく裂いて水に放つと、くるりと丸まって美しい形状になります。これは「錨(いかり)防風」と呼ばれ、単なる飾りではなく、魚の生臭さを消し、口の中をさっぱりさせる薬味として重宝されています。

また、さっと茹でておひたしにしたり、酢の物にするとシャキシャキとした食感を楽しめます。

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美味しいハマボウフウの見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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