旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■ぬるっ
正解:スベリヒユ
難易度:★★★★★
爽やかな酸味が特徴です
スベリヒユとはスベリヒユ科に属する一年生の植物で、世界中の熱帯から温帯にかけて広く分布しています。
日本でも路傍や、アスファルトの隙間など、日当たりのよい場所であればどこにでも自生している非常に身近な植物です。
肉厚の葉と、赤紫色の茎が地面を這うように広がるのが特徴で、真夏の強い日差しを浴びて元気に育つ圧倒的な生命力を持っています。
原産地は明確にはわかっておらず、南アジアや北アフリカ、中近東など諸説あります。
日本におけるおもな産地は、山形県や沖縄県がとくに有名です。一般的なスーパーで見かけることは稀ですが、山形県では「ひょう」、沖縄県では「ニンブトゥカー」などの地方名で呼ばれ、古くから日常の食卓に上る伝統的な野菜として根づいています。
旬の時期は、6月から9月頃にかけてです。気温が高くなればなるほど瑞々しさを増し、旺盛に成長します。太陽の光をたっぷりと浴びて育った夏の葉は、肉厚で水分を多く含み、シャキシャキとした心地よい食感が際立ちます。
爽やかな酸味と、オクラやモロヘイヤを思わせる独特のぬめりが特徴です。
山菜特有の強い苦味やアク、エグみはほとんどないため、生でも加熱しても美味しくいただけます。
スベリヒユ自体にしっかりとした酸味があるため、味付けはシンプルに塩とオリーブオイル、あるいはしょう油を垂らすだけで、本来の旨味が引き立ちます。
サッパリとした味わいなので、肉料理の付け合わせにもぴったりです。また、煮物やおひたしにしても美味しくいただけます。
ギリシャなどの地中海地方では、古くから日常的に食卓に登場する食材です。スープの具材にしたり、ヨーグルトにちぎって混ぜたり、オリーブオイルをたっぷり回しかけてサラダにしたりして食べられています。



