×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

スイーツ好き女優・大野いとさんオススメの“おかし”に合うコーヒーを、コーヒー好き女優・美山加恋さんがレコメンドし、フードペアリングする連載「おかしなコーヒーのハーモニー」。大野さん登場回、第40回目の今回は、和菓子。大野さんの地元・福岡の伝統的な銘菓です。

材料は至極シンプル。熟練の職人技で作られる銘菓

福岡・博多の伝統銘菓「鶏卵素麺」。みなさんは、350年以上もの歴史を持つこのちょっと珍しい和菓子をご存知ですか?

恥ずかしながら、そういう私もその存在を知ったのは5年ほど前で、友人にもらって「変な名前のお菓子だな」と思ったのが最初です。福岡出身で菓子検定一級の私としたことが大変失礼をいたしました(笑)。

『松屋利右衛門』の「鶏卵素麺」
『松屋利右衛門』の「鶏卵素麺」

このお菓子のルーツは、安土桃山時代(1500年代後半)に長崎・平戸へ伝わったポルトガルの南蛮菓子「フィオス・デ・オヴォス」。ポルトガル語で「卵の糸」という意味を持つお菓子で、カステラや金平糖などと同じく、遠い異国から日本へ伝わってきました。

このお菓子に魅せられたのが、初代・松屋利右衛門です。1673年、長崎・平戸でその製法を学び、福岡・博多で「鶏卵素麺」と名付けて製造販売を始めました。福岡藩主・黒田光之公にも献上され、その後、御用菓子司となりました。現在まで受け継がれている松屋の鶏卵素麺は、日本三大銘菓のひとつにも数えられているそうです。

『松屋利右衛門』の「鶏卵素麺 ひねり 6個入」(2200円/送料別)
『松屋利右衛門』の「鶏卵素麺 ひねり 6個入」(2200円/送料別)

材料はとてもシンプルで、基本は卵黄をメインに卵白を少し、あとは砂糖だけ。まず砂糖を水と煮て蜜を作り、そこへ卵黄を細く流し入れていきます。すると、熱い蜜の中で卵黄が固まり、まるで素麺のような細い糸に。これを熟練の職人技で絶妙なタイミングで束にして取り出し、形を整えたものが鶏卵素麺です。

次のページ
独特の食感と奥行きのある味わいに驚き
icon-next-galary
1 2icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

『おとなの週末』Web編集部
『おとなの週末』Web編集部

『おとなの週末』Web編集部

「Premium YEBISU × 飯田商店 SPECIAL COLLABORATION 2026」イベント関連の詳細はこちら

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌『おとなの週末』。2026年9月15日発売の10月号では、「焼酎…