宮わき|京風の味付けで旬の味を引き出す荒木町の小さな名店(割烹料理/四谷三丁目)

小体な店がひしめく荒木町の裏路地に、凛とした風情の割烹『宮わき』はある。同じ荒木町の京料理店で腕を磨いた店主の宮脇健太さん。

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宮わき(最寄駅:四谷三丁目駅)

京風の味付けを土台にしながら、旬の美味しさを印象づける端正な料理を提供する。とはいえコースをがっちりではなく、「食べたいものをお好きにどうぞ」という気楽さがありがたい。たとえばその日のお造りや焼物で1杯飲って、名物のすっぽん丸鍋で〆る、なんてのもあり。ひと皿の盛りが大きく、食べ応えがあるのも魅力で、「これくらいないと私自身が満足できなくて」と宮脇さんは笑う。確かな味わいでお腹も心も満たしてくれるから、通わずにはいられない1軒なのだ。

甘鯛の若狭焼き

単品1800円

うろこを残してパリパリに焼いた“若狭焼き”の甘鯛も、大きな切り身。香ばしい皮の下には、しっとり柔らかな身が

お造り盛り合わせ

単品1品前1500円

分厚い切り身の北海道産メジマグロと愛媛産いさき、たっぷり盛られた北海道産ムラサキウニの3種。これで1人前

鱧と松茸のお椀

単品2000円

椀の直径にすっぽりはまるほど大きな鱧(葛仕立て)と、松茸の大ぶりな切り身が入った椀物。澄んだ出汁は香り豊か
王禄 意宇、澤屋まつもと、根知 男山など、米の旨みが際立ちつつも、すっきりとした味わいの日本酒を中心に揃える

すっぽんの丸鍋

単品2200円

ねぎをたっぷりかけた名物のすっぽん丸鍋。すっぽんならではの上品な旨み、とろりとしたゼラチン質が何よりの魅力

宮わき

[住所]東京都新宿区荒木町9 正起ビル1F [TEL]03-5379-6545 [営業時間]17時(予約に応じて)~22時半LO(土・日・祝~21時半LO) [休日]水 [席]カウンター7席、テーブル8席 計15席/禁煙/予約可/カード可/サなし [交通アクセス]地下鉄丸の内線四谷三丁目駅4番出口から徒歩5分

電話番号 03-5379-6545

2016年10月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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