2カ月でメンチカツを80個以上食べた?!ライター市村直伝!美味しいメンチの見分け方!(メンチカツ/東京)

2カ月でメンチカツを80個以上食べたライター市村直伝!東京都内にある美味しいメンチの見分け方をご紹介します!

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胸焼けがするメンチは店外の臭いで確認!

 洋食店や居酒屋からお肉屋さんまで、味わい・価格など幅の広い活躍を見せるメンチカツ。本当に美味しいメンチに出合える方法を編集・戎とライター・市村(以下市)が探ります。
「メンチカツは肉の種類、玉ねぎを炒めるか生で入れるかなどの使い方、パン粉の形状や揚げ油などで、個性が豊かです。実は僕、油が年々ダメになってまして、カツ類も食べられるものとその場で胸焼けしてしまうものがハッキリしています」

『メンチケン』『亀有メンチ』では、低糖度の生パン粉を使い、植物性の油でさっくり揚げられ、胸焼けしにくいですね」

メンチケン(最寄駅:神田駅)

和牛100%メンチ 380円

「安心・安全」にこだわり、ほとんどの食材で国内産を使用するメンチカツ専門店。1番人気の看板商品は和牛100%メンチ 380円。メンチケン[交]JR中央線など神田駅南口から徒歩4分 ※ランチタイム有

亀有メンチ(最寄駅:亀有駅)

亀有メンチカツ(豚) 170円

亀有に10種類のメンチカツを出す専門店を発見!1日に最高で1000個売り上げたという、街の名物。亀有メンチ[交]JR常磐線ほか亀有駅南口から徒歩4分 ※ランチタイム有

『洋食屋Naganuma』は、ラードでしたがいけました」

洋食屋 Naganuma(最寄駅:御嶽山駅)

ガーリックメンチカツ 870円

日本橋の老舗洋食店などで30年以上腕を磨いた店主が、夫婦ふたりで切り盛りする洋食店。にんにく好きの店主による「ガーリックメンチカツ」は、肉汁がじんわりとにじみ出るパテとふんわりと香るにんにくがクセになる逸品。洋食屋 Naganuma[交]東急池上線御嶽山駅2番出口から徒歩2分 ※ランチタイム有

「それはご主人の油の使い方が上手だからでしょう。よくとんかつ屋さんなどで、油の匂いが店外に漏れ出ているところがあります。あれは油が酸化してしまっている臭いなんだとか」
「そういうお店はより胸焼けが進みます……。油といえば、メンチの肉汁問題は、好みが分かれるところです」
「今回紹介しているお店は、口に入れた時にじんわりと肉汁が滴るものが中心です。一方で東京を代表するメンチと言っても過言ではない『レストラン香味屋』の『メンチカツ』(2000円)は、ナイフを入れると、たっぷりの肉汁があふれます」
「『香味屋』は非常に有名な老舗ですが、美味しいメンチカツを出すお店の見極め方は?」
「良い洋食店は明るさや清潔感など、入りやすさが大切。『キッチンさくらい』『洋食屋Naganuma』のお客は女性が多く、前者の覆面調査時は店内が全員女性でビックリ。」

キッチン さくらい(最寄駅:御徒町駅)

メンチカツ 1050円(ハーフサイズは525円)

キッチン さくらいは「厳選洋食さくらい」の姉妹店としてオープン。ハーフサイズのメニューが豊富に揃い、ハーフを頼んでいろいろ食べる客も多いそう。JR山手線ほか御徒町駅南口から徒歩1分 ※ランチタイム有

「一方で、『メンチケン』や『【閉店】Lacave ALT』のある神田、300円でボリュームのあるカレーメンチが食べられる『大露路』や、今回は取材拒否でしたがデカ盛りで有名な『S』などは新橋にありますし、『煮込み居酒屋 寅』『甚兵衛 2号店』がある虎ノ門などビジネス街はガッツリ系のメンチが多く、価格も安い。競争が激しいので味ももちろんオススメできます」

【閉店】La cave ALTラ・カーヴ オルト(最寄駅:秋葉原駅)

牛100%メンチカツ 350円(1個) ※注文は2個から

既存の概念にとらわれない「オルタナティヴ」を語源とした店名には、ジャンルにこだわらず、美味しいものを貪欲に提供していく姿勢が表れている。近隣に勤めるビジネスマンの常連客が多く、メンチカツはリピーターが多いメニュー。La cave ALTラ・カーヴ オルト[交]JR山手線ほか秋葉原駅昭和通り口から徒歩4分※ランチタイム有

煮込み居酒屋 寅(最寄駅:虎ノ門駅)

メンチカツ定食(昼) 800円

「居酒屋 寅は」は盛りの良さに定評のある居酒屋。ランチではご飯のおかわりが自由。11時45分までは、温玉がサービスになることも相まって、開店直後から近隣のビジネスマンでいつも賑わっている。[交]地下鉄銀座線虎ノ門駅1番出口から徒歩1分 ※ランチタイム有

甚兵衛2号店(最寄駅:虎ノ門駅)

ジャンボメンチカツ(夜) 580円

昭和の風情が漂う居心地の良い居酒屋。安くてボリュームのある料理だけでなく、日本酒を豊富に取り揃えており、男性客の人気が高い。ランチの「メンチカツ定食」は760円。甚兵衛2号店 [交]虎ノ門駅 1番出口 徒歩1分、霞ヶ関駅 徒歩3分 ※ランチタイム有

「『La cave ALT』の覆面調査時、お店はオシャレなのに、正直オジさんばかりの店内に一瞬戸惑いました」
「その他の注目店は、先の虎ノ門の2店や、西麻布の『三河屋』など、盛りのいいお店も魅力的なメンチを提供しています。それから、ハンバーグがある店では、パテが同じか否か。例えば『煮込み居酒屋 寅』はメンチ用のパテは別ですし、『キッチンさくらい』では、ベースは一緒ですが、玉ねぎの入れ方で、ひと手間かけていました」
「美味しい店は手をかけているので間違いないです」
「それはメンチに限らず、美味しいお店の鉄板条件ですね。個性豊かなメンチカツの数々をどうぞ堪能してください」

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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