沖縄生まれ、名古屋育ち。『jam”s TACOS』の「シオタコス」はクセになる美味しさ!
最近、ブームになりつつあるタコス。 名古屋・栄4丁目にあるタコス専門店『jam”s TACOS(ジャムズタコス)』には、ここでしか食べられないタコスがあるという。 どうせ名古屋だけに八丁味噌でも使っているのだろうと高を括っていたが(それはそれで面白いが・笑)、出てきたものはまったく違っていた。
それが「シオタコス」(1ピース・480円)。 その名の通り、油で揚げた生地の食感や風味を楽しめるように、あえてソースを使わず、まろやかな味わいの沖縄産の塩で味付けしているのが特徴だ。 見た目はシンプルだが、生地と野菜、タコミートの一体感が楽しめる。
「私は音楽の仕事もしていて、10年ほど前に沖縄に行ったんですよ。 そのときに食べたタコスが忘れられなくて、沖縄中のタコスを食べ歩きました。 で、自分で作りたいと思い、国際通りの『ラッキータコス』へ飛び込みで修業をさせてもらいました」と、話すのはオーナーの朴木一悦さん。
朴木さんがもっともこだわったのは、生地。 トウモロコシ粉と沖縄名物の「天ぷら」にも使われている薄力粉などをブレンドし、サクサク&モチモチの食感を完成させたのだ。 また、生地の外側にレタスを、真ん中にキャベツを配置していて、どの部分を食べても同じ食感になるようにしている。
「牛100%タコミートのほか、チキンとツナも用意しています。 沖縄で生まれて、名古屋で育ったシオタコスを海外で展開して、“ジャパニーズタコス”として認知されるのが夢です」と、朴木さんは夢を膨らませている。
こちらは、沖縄のタコライスをさらに進化させた「ジャムタコライス」(980円)。 10種類の季節の野菜がたっぷりと盛られ、ご飯は白米ではなく雑穀米を使用している。 また、サルサソースにナッツソースがくわえてあり、サラダ感覚で食べられる。 沖縄の定番「オリオンビール」(350ml・600円)や、ハンドドリップで淹れる「沖縄コーヒー」(500円)とともに楽しみたい。
jam”s TACOS [住所]愛知県名古屋市中区栄4-7-17 ユタカビル2階 [TEL]052-228-9094 [営業時間]18時~24時 ※金・土は~翌3時、日・祝は12時~22時 [定休日]水曜、第1・3木曜
永谷正樹(ながや・まさき) 1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。
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