中国四川料理 梅香(中華料理/牛込神楽坂)

“辛旨”と文字で書けば簡単だが、伊藤シェフが作る、この複雑で繊細な四川料理の魅力をどう表現したらいいんだろう。例えば麻婆豆腐は山椒と唐辛子のシビれや辛みの奥にきちんと主張する食材の旨みと甘みがあり、絹のようにとろける豆腐と共に口の中で全てが調和、余韻も楽しめるって感じ?

画像ギャラリー

中国四川料理 梅香(最寄駅:牛込神楽坂駅)

香りが際立つ誠実でブレない旨さ

大事にするのは香り。手作りの調味料を基本に火の通し方など的確な仕事で正統派の味を生み出している。それは奇抜さでなく日常の中の誠実な旨さ。食べれば分かる。

四川名物よだれ鶏

1620円

鶏もも肉は山椒などを煮出したスープに1日ほど漬け込んだもの。ひと口頬張るとスパイスの華やかな香りが口いっぱいに広がる

汁なし担々麺

1510円

端正に盛り付けられた姿にも惚れ惚れ。甜麺醤などで炒めた豚挽き肉と麺、タレをよく混ぜていただくと香りが立つ

陳麻婆豆腐

1510円

木綿豆腐だが絹のようにふわっと柔らかい。シビれる辛さの後にマイルドな旨み



お店からの一言

シェフ 伊藤光恵さん

「普通の料理を美味しく作ろうと心掛けています」

中国四川料理 梅香の店舗情報

[住所]東京都新宿区横寺町37-39 中嶋第一ビル1階 [TEL]03-3260-2658 [営業時間]12時~13時半LO、17時半~22時(21時LO)、土・祝の夜は~21時半(20時半LO)※ランチタイム有 [休日]月曜日、火曜日昼、日曜日夜 [座席]全18席/全席禁煙/予約が望ましい/カード可/サ5% [交通アクセス]都営大江戸線牛込神楽坂駅A2出口から徒歩1分

電話番号 03-3260-2658

2018年9月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

関連キーワード

この記事のライター

関連記事

東京の町中華「究極の一品」…本当にうまい《レバニラ・回鍋肉・エビチリ・酢豚・炒飯・天津丼・中華丼》ベスト7を大発表

浅草橋にひそむ町中華の名店『中国菜 仁』 店主はあの『龍天門』で20年間腕を振るった人物

上海に住んだ店主がハマった!蔵前『焼小籠包ドラゴン』はストリートフードが揃う楽しさ満点の中華酒場

町中華を超えた宮廷料理レベルのチャーラーを近鉄大和八木駅で発見!日本最安レベルの半チャーハンにも衝撃

おすすめ記事

“タワマン”の日本初の住人は織田信長だった? 安土城の「天守」ではなく「天主」で暮らした偉大な権力者の野望

芝浦市場直送の朝締めホルモンは鮮度抜群 高円寺『やきとん長良』は週末の予約は必須

不思議な車名の由来は「ブラックボックス」 ”ミレニアム”に鳴り物入りでデビューした革命児の初代bB 

大分県に移り住んだ先輩に聞く(2) 移住でウェルビーイング「移住とはコミュニティの中でその想いを受け継ぐこと」

収穫を感謝する「加薬うどん」 美智子さまと雅子さま夫妻で交わす大切な重箱

講談社ビーシー【編集スタッフ募集】書籍・ムック編集者

最新刊

「おとなの週末」2024年12月号は11月15日発売!大特集は「町中華」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…