世の中的な流行なのか、吉祥寺だけの現象なのか不明ですが、ここ1~2年、マニアックなジャンルの食べ物を扱う専門店が増えている傾向にあります。 好きな人にはたまらんなぁ、という感じの店が増えているのですが、今回、私が推すのは「ごはんもの」。いや、今回に限らず、ごはんものは一生推していこうと思ってますけどね……。
画像ギャラリー吉祥寺の専門店は、丸投げ&やりすぎを推奨、の件
世の中的な流行なのか、吉祥寺だけの現象なのか不明ですが、ここ1~2年、マニアックなジャンルの食べ物を扱う専門店が増えている傾向にあります。
たとえば、やりすぎ上等! のアップルパイ専門店『G』(連載64回参照)、吉祥寺丸井横のキッチンカーバインミー専門店『B★サンドイッチ』(107回)、さらに吉祥寺丸井にはタマゴサンド専門店『U』、丸井横の七井通りにはカレーパン専門店『T』。
好きな人にはたまらんなぁ、という感じの店が増えております。
しかし今回、私が推すのは「ごはんもの」。
いや、今回に限らず、ごはんものは一生推していこうと思ってますけどね……。
「自分カスタマイズ」がキモ! のアジア的雰囲気のガパオ専門店が登場だ!
7月に駅北口の『パンのT』(39回)のお隣のビルの2階にガパオ専門店『Gキッチン』ができたのでした。
ガパオ好きの私はさっそく食べましたが、その前に、お店の内観が超カオスっていうか……。
良くも悪くもアジア的雰囲気で満ちております(笑)。
基本、ガパオ中心ですが、アジアカレーもあります。
あとその他フード類もあるんですけど、ここはガパオだろ!
専門店だし! と思ってS・M・Lとサイズがあるなか、基本のガパオSサイズを頼んでみました。
結論として、パクチーも乗っておらず、正直辛さもパンチもない。
しかしテーブルに置いてある調味料があり得ないくらい充実。
バジル、チリソース、辛み系スパイス、ガーリックオイルなどなど。ここは自分好みにカスタマイズして食べるべきかと思います。
レモネード専門店『L』(104回)を彷彿とさせる自分カスタマイズ……。
イラスト/小豆だるま
2回目の訪問でガパオ+アジアカレーを頼んでみましたが、もう最後のほうは、ガパオもカレーも混ぜちゃえ! という、混ぜるのが好きなおっさん女子的に(34回)大満足です。
しかもテーブルの調味料で物足りない人は、パクチー、チーズ、肉増し(それぞれ有料)をトッピングできます。
このいい意味での“丸投げ感”……。
嫌いじゃないです。
そしてもう1軒。ハモニカ横丁のタコライス&ソーキソバの専門店『H』もオススメ!
そして専門店といえば、何度となく、おっさん女子に記事化をスルーされ続けた(59回&111回)、ハモニカ横丁のタコライス&ソーキソバの専門店『H』。
タコライスの専門店って、たぶん東京でここだけじゃない?
アボカドチーズのタコライスが一番人気かと思いますが、ここは食べ方の指示があって、大量に乗っているレタスをスプーンで慣らし、その上にサルサソースをかける。
さらにマヨネーズやタバスコを好みでかけてね、という指導が……。
ちなみに「混ぜ」ちゃダメみたい。
具を崩しながら食べるのがいいらしい……。
いや、私は一気に混ぜるけどね(笑)。
まあ各自好きに食べていいと思います。
タコライスで夏を感じるおっさん女子なのですが、ここのタコライスは、夏以外がいいんですよ。
なぜかというと“やりすぎ”だからです(笑)。
“お好み焼き”風タコライス、“ハロウィン”風タコライス、“ガパオ”タコライス、“カレードリア”タコライスなどなど。季節の限定メニューが、けっこうありえない展開をしていて、見逃せません!
もう、それタコライスじゃなくて、別の食べ物なのでは……と思うのですが、私は“やりすぎは愛”と思っている人間。
いいと思います!
ちなみにソーキそばの季節限定メニューもやりすぎ感満載。
カレーソーキそば、とかオニオングラタンソーキそばとか……。
お味は興味のある人が確認してください。
私は季節限定のタコライス確認で忙しいので……(苦笑)。
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。
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