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日本一富士山に近い鉄道で日本一コシのある吉田のうどんを!/2012年~2019年

季節も冬になって山々が美しく見える季節になってきました。
もちろん富士山も白い雪をまとった姿で迎えてくれます。
富士山を眺めて旅のできる路線は数多くあります。
以前、静岡県側で富士浅間神社の近く身延線をご紹介(第33回)しましたが、今回は山梨県側の富士急行です。

富士山にいちばん近い鉄道、富士急行(2016年撮影)

東京からも近く、新宿駅から終点の河口湖駅間で、直通の特急列車なら2時間を切る近さです。
インバウンドで海外からの観光客も多くなって賑わう路線です。
この富士急行は、鉄道ファンにも人気。
それは、各地で使われた車両が第2の活躍の場として走り続けていることです。
まずは京王線から来た元5000系電車。
今では編成ごとにいろいろな色になっていて、京王カラーに塗られた車両も走っています。

京王線から来た車両も現役(2016年撮影)

普通列車として走る現在の主力車両は、元JRの205系。
京葉線などで走っていました。

現在の主力電車はJRから来た車両(2016年撮影)

そんななかでも、ちょっとユニークな列車が“フジサン特急”です。
現在走っている車両は2代目車両で、旧車両はJRの団体用に使われていたパノラマエクスプレスアルプスの改造車両。
どこまでも山に縁のある車両です。
列車の先頭はパノラマ車両になっていて、運転手さんは2階に乗車するので、全面展望は抜群!
富士山ビュースポットでは、徐行運転もして風景を楽しめました。

初代フジサン特急。富士山のキャラクターが楽しい(2013年撮影)

元は、JRの団体列車用パノラマエクスプレスアルプス(1999年撮影)

パノラマ席からは富士山が
ど~んと見えていた(2013年撮影)

2代目車両もかわいいイラストがついていて雰囲気は初代によく似ています。
こちらの車両は元小田急ロマンスカー。
特急あさぎりとして小田急からJR御殿場線に乗り入れて、御殿場、沼津と新宿を結んでいました。
このときも富士山に向かって走る車両です。
富士山とはゆかりの車両ですね。

2代目は、車両もかわいいイラスト付き(2016年撮影)

小田急時代に御殿場線を走る(2001年撮影)

ところで、鉄道の駅で富士山にいちばん近いのは、どこかご存じでしょうか?
答えは「富士山駅」。
……そのまんまです。
富士急行の終点に近い駅で、ためしに地図上で直線距離(平面上の距離)を測ってみると約14.5Km。
びっくりするほど近いです。
富士山駅の駅舎はスーパーも併設したビルなのですが、屋上の展望デッキは富士山の絶景ポイント。
駅の改札前で売っている“ふじたまたいやき”をもって、ゆっくりと富士山を眺めるのがおススメです。

富士山にいちばん近い駅「富士山駅」(2013年撮影)

駅入り口はこんな感じ(2013年撮影)

駅の展望デッキからは、裾野を広げる富士山が見える(2013年撮影)

おススメの“ふじさんたいやき”(2013年撮影)

この駅の名前ですが、もともとは富士吉田駅という名前でした。
改名は2011年7月と比較的最近のことです。

山梨名物ほうとうからは想像できない、こしの強い「うどん」2店をご紹介!

さて、「吉田」といえば“吉田のうどん”です。
特徴はなんと言ってもコシの強さです。
各地でうどんは食べてきましたが、もうダントツ1位。
「日本一コシのあるうどん」の称号は間違いないのではないかと思います。
汁も醤油と味噌のあわさったものが多くて、出汁も多様であっさり目なのに複雑な味わいです。

店ごとの手打ちうどんなので、硬さも太さもまちまちですが、総じて強固なコシ。
あわてずにゆっくりと食べると小麦の甘さが増してきます。
初めて食べたときには、ちょっとびっくりしましたが、だんだん楽しくなってきて、富士急行を撮影に行くたびに食べるようになりました。
まずは有名店の“麺許皆伝”。
平日でも昼間の時間はけっこう並ぶのですが、その価値あり!
もちろんコシは強いのですが、やさしさを感じる味と食感です。
吉田のうどんの定番、キャベツもたっぷり入っています。
温かいのも、冷たいつけ麺もおいしい店です。

吉田のうどんの有名店、“麺許皆伝”(2013年撮影)

温かいちくわうどん(2013年撮影)

欲ばりのつけうどん(2013年撮影)

次は、こちらも有名店の、“麺’ズ 冨士”。
このお店はおいしいだけでなく、トッピングも楽しいお店です。
複雑でもあっさりした汁でうどんを楽しみ、コシがあってゆっくり食べられるぶん、トッピングの変化も楽しめます。
富士山天ぷらは立体的なだけに、下の部分でしみた味と、上部のカリカリも楽しめて、これもお気に入りです。

トッピングも楽しい、麺’ズ 冨士山(2013年撮影)

温かい富士山うどん(2013年撮影)

富士山型の富士山天ぷらうどん(2013年撮影)

天ぷらは、味のしみた裾野部分と、
頂上側のカリカリ部とで、
ことなる食感が楽しめる。

吉田うどんのお店では、すりだねという薬味をだしている店多いです。
赤唐辛子に山椒やゴマなどで辛みを利かせます。

吉田のうどんのお店で出る“すりだね”(2013年撮影)

もう、いろいろと楽しく食べられる吉田のうどんですが、町の観光ホームページを見るとお店の数は50件以上。
まだまだ楽しもうと思います。

佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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