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10席だけの店で、夫婦ふたりひっそりと。「屋号は“早蕨(わらびの若芽)”から付けました。

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※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。

蕎麦小路 さわらび(最寄駅:半蔵門駅)

蕎麦も人も温かい きっとこの冬、何度も恋しくなる

小さく未熟な自分たちが、この地でゆっくり芽吹いていけるといいなって」。主人の山崎大輔さんと女将の容子さんは、どこまでも控えめ。だがここの鴨南蛮はさにあらず。一度食せば深く強く記憶に刻まれる。太打ちの蕎麦は香りと甘みの豊かさが信条。もっちりと噛みしめる快感が、濃い口のつゆで増幅される。艶やかな肉汁をおびた鴨肉、蕎麦、熱いつゆが一体となって喉を通り、胃をじんわりと満たしていく。寒い日はこたえられないだろう。「お客様を並ばせるのが忍びないので、取材はこれが最後かも……」。次は厚着して行こうっと。

鴨南蛮蕎麦

1850円(昼限定)

鴨ムネ肉は塊のまま炭火で炙り、旨みと肉汁を閉じ込める。口に運ぶと炭のほのかな香りがふわり。三つ葉と柚子の清涼感もアクセント。鴨脂で炒めた白ネギ、鴨つくねと共に。鴨南蛮の提供は11~5月末頃の昼のみで、13時前には売り切れる日が多いとのこと。夜は鴨鍋や会席のコースが主体

胡麻くるみ蕎麦

1350円(昼限定)

せいろの蕎麦はきりりとした細打ち。すり潰したクルミを蕎麦つゆでのばしたタレが後を引く。「おかわりせいろ」は450円

蕎麦小路 さわらびの店舗情報

[住所]東京都千代田区隼町2-10 [TEL]03-5213-3311 [営業時間]11時45分~売切次第終了、17時半~21時(20時LO)※ランチタイム有 [休日]土・日・祝 [席]全10席/全席禁煙/夜のみ2日前までに予約可/カード不可/夜のみサ10%別、お通し代なし [交通アクセス]地下鉄半蔵門線半蔵門駅1番出口から徒歩1分

電話番号 03-5213-3311

撮影/小島 昇 取材/林 匠子

2019年12月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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