あのグルメ本にも紹介された北海道・知床の人気ラーメン店
北海道どさんこプラザは、北海道のアンテナショップ。北海道の名産を数多く扱っており、有楽町店など東京都内をはじめ各地に計6店舗を展開しています。
そのホームページ(HP)を眺めていると、「どさんこプラザ各店 今週のおすすめアイテム」欄に、有楽町店からのおすすめとして、美味しそうなラーメンの画像とともに「札幌市〈森住製麺〉『北海道ラーメン知床 波飛沫(とんこつ塩味)生麺』」という一文が。紹介文には「世界的グルメ本にも掲載された知床ウトロの人気ラーメン店『波飛沫(なみしぶき)』」とあり、「人気ラーメン店『山頭火』出身の店主が作り上げるコク深い豚骨スープが特徴のとんこつ塩ラーメン」と続きます。
「世界的グルメ本」とは、どうやら、あの「ミシュランガイド」のこと。その北海道版のビブグルマンに選ばれたというのです。ビブグルマンには、星は付かないもののコスパがよくて良質な料理が提供されているお店が選ばれます。
ミシュランが認めた味が、自宅で楽しめるわけです。これは、買うしかありません。早速、有楽町店を訪れました。しかし、ラーメンの棚を探しますが、見当たりません。
「知床で生まれた一杯の至福」
店員さんに尋ねると、「昨日、売り切れちゃいましたね」。え?
2020年12月14日に発売されたばかりの新商品。早くも人気のようです。ラーメンの棚には他にも気になる商品が並んでいます。そちらにも食指が動きましたが、ここは初志貫徹です。聞けば、近日中に入荷とのこと。実際には、2日後に手に入れることができました。
箱の中には、生麺とスープの2食分が入っています。パッケージには「知床で生まれた一杯の至福」のキャッチコピーが。「一杯の至福」とはどんな味なのか、期待が高まります。
調理は極めて簡単でした。指示通り、大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、麺をよくほぐした後で、1分半から2分半、好みのかたさにゆでます。真ん中をとって、ゆでる時間は2分としました。
同時に、添付のスープを別の鍋に入れて、水(300㏄~350㏄)をそそいで、よくかきまぜながら沸騰させます。
ゆであがった麺はお湯を切って丼に移し、スープを注ぎます。あとはお好みで、別に買っておいたチャーシュー、ネギ、メンマを添えて、できあがり。
濃厚だが脂っぽくない 洗練されたとんこつ塩味スープ
乳白色のスープが食欲をそそります。まずは、スープを口に運びます。口の中で濃厚な味わいが広がります。コクがあって、深い。
次に麺をすすります。麺は細過ぎず、太過ぎず。ちょうどいい塩梅です。少しちぢれていますが、食べた感じはストレートに近い印象。スープによくからみます。のどごしもいい。うん、これは、うまい。
北海道どさんこプラザのHPには「とんこつ塩味」と書いてあり、商品棚にも「とんこつ塩ラーメン」の表記があります。ただ、パッケージには目立つところに「豚骨」や「とんこつ」の文字は見えません。裏面の原材料名の欄に「ポークエキス」「豚骨エキス」の表記があるだけです。
「とんこつ」の印象でスープをすすると、ちょっと意外に感じるかもしれません。臭みはほとんどなく、とんこつを想起させる要素としては、前述した乳白色とマイルドな味わいぐらい。この旨みはとんこつや塩が中心なのでしょうけど、なんとも洗練された味です。パッケージに「とんこつ」と書かれていない理由がなんとなく飲み込めました。
遠方のグルメを手軽に味わえる喜び
「波飛沫塩ラーメン」は2食入りで、648円(税込み)。知床・ウトロのお店まで行くとなると、東京からは1000km超の距離です。そんな遠方の一杯が自宅で手軽に味わえたことに、純粋に幸せな気持ちになりました。
パッケージに書かれていたように、「一杯の至福」を実感しました。待ったかいがありました。満足の一杯です。
「北海道どさんこプラザ有楽町店」の店舗情報
[住所]東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館1階
[電話]03-5224-3800
[営業時間]10時~19時(当面の間)。※営業時間は異なる場合があります
[休日]年中無休(年末年始を除く)
[交通]地下鉄銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅C9出口から徒歩3分、地下鉄有楽町線銀座一丁目駅2番出口から徒歩1分、地下鉄有楽町線有楽町駅D8出口から徒歩1分、JR山手線有楽町駅中央口から徒歩1分
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