東京 揚げ物テイクアウトの逸品を探してみた

昔ながらの肉屋さんや惣菜屋さんをはじめ、最近はテイクアウトできる店も続々登場。散歩の途中で楽しみたいフライの逸品をご紹介!

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創業100余年の老舗が守り続けるお惣菜

ミートショップうちの(市ヶ谷)

ハムカツ(110円)

近江牛を中心に扱うこだわりの精肉店。

店頭の揚げ物もバラエティ豊富で、大きなハムカツや和牛を使ったメンチカツが人気。オーブンで焼いたジャガイモ入りのコロッケは芋の風味が濃厚。

メンチカツ(120円)
[住所]東京都千代田区九段南4-2-5 内野ビル1階
[電話]03-3261-2918
[営業時間]10時~19時※テイクアウト:弁当11時半~、惣菜13時半頃~
[休日]日・祝
[交通]都営新宿線市ヶ谷駅A3出口から徒歩2分

コロッケがオシャレに変身!

オール アバウト マイ コロッケ(松陰神社前)

ビーツ&クリームチーズ(320円)

コロッケ大好きな店主が開いたコロッケ専門店。

潰したものと角切りのものの合わせ技で、ジャガイモの甘みをしっかり表現したコロッケは、イカスミをはじめとするオリジナル味も楽しい

海老と枝豆のおさかなコロッケ(340円)
[住所]東京都世田谷区若林4-20-9 若松屋ビル1階
[電話]03-6450-8022
[営業時間]11時~20時
[休日]月・木
[交通]東急世田谷線松陰神社前駅から徒歩2分

三茶の人気店がテイクアウトを開始

食堂かど。(三軒茶屋)

インカの目覚めコロッケ(3個500円)

三軒茶屋の立ち飲み「三茶呑場マルコ」が手がける新店。夜は食堂、昼はテイクアウトが中心で、丁寧に作ったお惣菜は地元客の間で大好評。

インカのめざめを使ったコロッケは冷めても美味

リッチ春巻き(3本900円)
[住所]東京都世田谷区太子堂4-26-6 ヴィラ三軒茶屋1階
[電話]03-6450-9280
[営業時間]テイクアウト:11時半~15時、日・祝11時半~14時
[休日]月
[交通]東急田園都市線三軒茶屋駅C出口から徒歩2分

厳選した肉を使用した贅沢な逸品!

大野屋牛肉店(神楽坂)

スコッチエッグ(350円)

国産牛サーロインステーキ弁当など、ちょっと贅沢なものが揃う店。

茹で卵入りのスコッチエッグや肉がごろりとした和牛メンチ、トマトクリームのように季節で登場する新メニューも人気だ。

松阪牛と和牛のビーフメンチ(260円)
[住所]東京都新宿区神楽坂6-8
[電話]03-3260-2947
[営業時間]10時半~19時
[休日]祝
[交通]地下鉄東西線神楽坂駅1a出口から徒歩3分

こだわり精肉店の本気のお惣菜

グルメ・ナカムラ(幡ヶ谷)

千代幻豚ロースとんかつ(1200円 要予約)

東京の精肉店ではここだけという希少な千代幻豚をはじめ、吟味された食材がズラリ。手作りの揚げ物はできたそばから売り切れてしまう。

ここではぜひ要予約の千代幻豚のとんかつを試してみて。

ピーマンの肉詰め(210円)
[住所]東京都渋谷区幡ヶ谷3-2-8 ナカムラビル1階
[電話]03-3378-8077
[営業時間]10時~19時
[休日]水
[交通]京王新線幡ヶ谷駅北口から徒歩5分

日本でもジワジワ浸透中! 台湾名物の大鶏唐揚げ

浅草安心や(浅草)

炸鶏排(ザージーパイ 500円)

炸鶏排(ザージーパイ)とは、台湾の夜市で人気のスパイシーな鶏の唐揚げ

この店のレシピは、台湾の有名な夜市「士林夜市」で最も美味しいと惚れ込んだ炸鶏排を研究して作りあげたという。
それだけに本場・台湾の新聞からもお墨付きをもらった本格派だ。

でっかい! 鶏1枚の丸ごと揚げ
[住所]東京都台東区浅草2-3-3
[電話]03-5830-3288
[営業時間]11時~ ※予定数を販売次第閉店
[休日]無休
[交通]地下鉄銀座線ほか浅草駅A3出口から徒歩2分

すべての揚げ物よ、ビールと共にあれ!

私の記憶が正しければ、コロッケやメンチカツの王道といえば肉屋の惣菜だ。店頭にプゥンと漂う香ばしい匂いに出合うと、揚げ物欲を抑えるなんてムリ!

それならいっそ流れに身を任せ、ピカッと光る逸品探しの旅に出るしかない。そうしてたどりついたのが、なんとコロッケの専門店『オールアバウトマイコロッケ』。訳して“コロッケのすべて”。名前からしてもうワクワク感たっぷりだ。

ここはイートインもできるが、すべてテイクアウトOK。コロッケはビーツ&クリームチーズやイカスミバジルアランチーニなんてのもあってなんだかオシャレ。 九州のソウルフード、フィッシュカツにひらめきを得たというお魚コロッケもあり、思わずグッジョブとこぶしを軽く握ってしまった。

しかし、しかしですよ、昔ながらの芋のコロッケももちろん捨てがたい。てことで『食堂かど。』へ。ここのコロッケ、見た目はフツーだが、濃厚なジャガイモ「インカのめざめ」を使っているので芋パワー全開。なめらかな口当たりと芋の甘みがたまらないのだ。

さて合挽きか牛オンリーか意見が分かれるメンチカツだが、今回は2大老舗肉店の牛メンチを食べ比べてみた。『ミートショップうちの』は細挽きの和牛で肉の脂が美味、一方の『大野屋牛肉店』はごく粗挽きで肉を噛むかのような食べ応え。あぁ、悩ましいどっちもあり……。

もうひとつ、精肉店といえば『グルメ・ナカムラ』も忘れてはなるまい。コロッケやメンチ、豊洲からいいものが入荷した時だけ作るアジフライなど、こだわりのグルメ商店だ。予約してでも食べたい千代幻豚のとんかつは、揚げたてをすぐ食卓に出せるご近所さんがうらやましい~。

最後はおまけで台湾の鶏ガラ揚げ、炸鶏排をご紹介。いま徐々に知名度が上がっているローカルグルメを浅草でテイクアウトできるなんてうれしい限り。

揚げ物を買ったらその場で頬張りたい心をグッとこらえて家へ直行すべし。なぜなら冷えたビールがあれば揚げ物は飛躍的に旨いのだから。♪会えない時間が愛育てるのよ、である。そうそう事前にビアグラスを冷蔵庫で冷やしておくと旨さ2割増しです(オカモト比)。

撮影/瀧澤晃一 取材/岡本ジュン
※店のデータは、2020年9月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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