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この時代だからこそのコラボ “銀座の味”が一堂に会する!!

「『木挽町よしや』と言ったら、きれいな焼印の入ったあのモチモチのどら焼きだよね」とか、
「『煉瓦亭』に行くと、ポークカツレツやオムライス、あとはもちろんナポリタンも、欲張っていろいろ食べたくなっちゃう」とか、
「『銀座ウエスト』のリーフパイのさっくりとした食感と美味しさにほっとするんだよね」なんて、
みんなそれぞれ銀座名物への思いや思い描く銀座というものがあるはず。

松屋銀座

2021年3月12日(金)から16日(火)まで、松屋銀座の地下1階食品催場で開催されているのが「GINZAで繋がるコッペパン」

このプロジェクトに参加しているのは、『銀座木村屋』、『木挽町よしや』、『BAR yu-nagi』、『銀座ウエスト』、『割烹中嶋』、『煉瓦亭』、『ピエス・モンテ』、『銀座吉澤』、『三笠会館』という、銀座を代表する名だたる店だ。

これら各店の看板メニューを『銀座木村屋』の酒種コッペパンにサンドするというワクワクが止まらない企画で、松屋銀座初登場や他店とのコラボは初というお店も参加する、ここだけの味が揃っている

松屋銀座は現在、営業時間を変更しており、地下の食料品売場やレストランは11時〜20時までとなっている。

初日に行くと、開店前から行列ができており、注目度の高さが伺えた。オリジナル商品のため数量は限定、購入できるのはひとり7点までだ。なかには早々に売り切れたメニューもあり、夕方頃にはこの日の分はすべて完売していた。

コッペパン全7種類を実食!!

さて、そんな贅沢なコッペパンたちを早速実食。あんこやクリームなど甘い系が3種、ローストビーフや唐揚げなどが入るおかず系が4種だ。

まずは『銀座木村屋』の酒種コッペパン部分をパクッと。このパン自体がほんのりとやさしい甘みがあって、柔らかながらもしっかりと主張する、一本芯が通ったような包容力のある味なのだ。

『木挽町よしや』あんこ×『BAR yu-nagi』やよいひめいちごコッペ

594円

まずはこのプロジェクトの発起人である、1922年創業の老舗和菓子店『木挽町よしや』のコラボコッペから。コラボ相手は野菜や果物を使ったカクテルが名物のバー『BAR yu-nagi』(松屋銀座初登場/コラボ初)だ。

最高級の北海道十勝産のアズキを使ったあんこは甘さはやや控えめで、上品なつぶしあんに豆の味を感じる。

そのあんこと厳選した茨城県産の香り豊かなイチゴ「やよいひめ」(実は私、ライター・市村が一番好きなイチゴちゃん)は笑っちゃうほど相性抜群。ひと口いただけばたちまち春風が鼻腔を吹き抜けるようなコッペパンだ。

『銀座ウエスト』ベルガモットクリームコッペ

648円

高知県産ベルガモットが爽やかに香るバタークリームは軽やかな口当たりで、中にはホクホクでやさしい味のクリが入る。

カラメルとクルミのクロッカンのシャリッとした食感がアクセントで、絶妙なバランスの素材の一体感に感動した。

『割烹中嶋』割烹のローストビーフコッペ

702円

柚子胡椒がふわっときいた特製ソースがかけられたローストビーフは、和牛の旨みが凝縮され上質さがわかる。厚みがあるのにしっとりと柔らかく驚いた。

このローストビーフ、後ほど登場する『銀座吉澤』で厳選したお肉を使用。ここでもひとつコラボレーションが実現していた。

『煉瓦亭』ナポリタンコッペ

594円

トマトの酸味がパンの甘みを引き出して見事にマッチング。ナポリタンはコッペパンに合うよう、しっかりめに味付けているそうなのだが、他とはなんだか見える風景が違うのだ。

「こりゃ旨い!」といただいていたら突然、ふとノスタルジーな気分を感じた。1895年創業の日本の洋食を切り拓いてきた名店の味に胸がいっぱいになった。

『ピエス・モンテ』りんごのコンポート&カスタードコッペ

648円

看板商品であるアップルパイに使われているりんごのコンポートとシュークリームのカスタードを組み合わせたもの

卵の風味が存分に生かされた力強い美味しさのカスタードクリームにりんごの甘酸っぱさがたまらない、食べ応えのあるひと品。

『銀座吉澤』すき焼きコッペ

702円

1924年に精肉店として創業した、歴史あるお店自慢のお肉を使用。玉ネギや白滝などの具材もたっぷり入っている。パンとすき焼きって合うんだなぁと思わずひとりごちてしまった。

自家製割り下で味付けた味付け玉子は、美味しさはもちろん見た目のインパクトも十分。一緒に食べていた編集部の戎さんは「これ好きです〜」と感動していた。

『三笠会館』唐揚げコッペ

594円

ジューシーな唐揚げとさっぱりめのタルタルソースをたっぷりとサンド。

三笠会館は1925年に創業。日本で初めて唐揚げを提供したとされる。揚げ物なのに罪悪感を感じにくいほどの軽やかさだ。

人々の思い、伝統の重みを感じる 味わい深いコッペパン

いろいろ書いたけれど、どの具材もコッペパンがどっしりと受け止めていて、すごく美味しかった。そして全体的に味付けが繊細なので、次から次にぺろりと食べてしまった。

会期は2021年3月12日(金)~16日(火)まで、松屋銀座地下1階食品催場にて。行列覚悟となりますが、みなさんも銀座の人々の思いと歴史が詰まったコッペパンをこの機会にぜひ。

2020年4月、コロナ禍で活気を失った銀座の街を元気づけようと『木挽町よしや』の3代目・斉藤大地さんが始めたプロジェクト。物々交換を通して銀座の魅力と底力を伝えるというもので、この活動に感銘を受けた松屋銀座では、昨年12月に「銀座もの繋ぎプロジェクト展」を開催するなど、斉藤さんたちと共に銀座の魅力を発信している。現在、この取り組みは「銀座ひと繋ぎプロジェクト」、「浅草もの繋ぎプロジェクト」など様々な広がりを見せながら、街の輪を繋げ、結びつきを強めつつ、日本に元気をもたらしている。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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