糖分をとれば頭がシャキッ! 朝スイーツのすゝめ

リモートワークで毎朝通勤しなくていいのはうれしいけれど、どうも気持ちが仕事モードに切り替わらない。そんな時は甘いものを食べて脳に糖分を注入! 実際に食べて美味しかった朝スイーツをご紹介します。

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美味しすぎて思わず箱買い! 安曇野の隠れた名焼菓子

小学生の娘のおやつとして相当な数のお菓子が我が家の台所にはストックしてあります。

それを毎朝ちょいちょいつまみ食いしているのですが、ある日その菓子入れ箱にあったのがこの「サラバンド」です。

「サラバンド」

なにこれうまい!

食べた瞬間、思わず言葉が口から出てしまいました。名前こそホームセンターで売っている接着テープみたいですが、ホワイトクリームを欧風せんべいで2層にサンドした上品なお菓子

しっかり甘く、糖分がガツンと脳に来ます。かといって“甘ったるく”はない。小麦の香ばしさもあります。そして合計5層のせんべいとクリームが織りなす食感のハーモニー……、12本入りで300円もしない庶民派とは思えない完成度です。

ググってみると、作っているのは信州安曇野の老舗メーカー「小宮山製菓」。サラバンドは昭和45年発売のロングセラー商品だそうです。名前の由来はスペイン発祥の同名の舞曲。ホームセンターとか言っちゃってゴメンナサイね。

なるほど安曇野のお菓子ですか。安曇野といえば思い出したのですが、隣の大町市の銘菓「雷鳥」に形も味もそっくり。そうそう、わたし、雷鳥も好きでした。信州の宿にあると必ずひとつ残らず平らげます。一説にはサラバンドを真似たとも言われていますが、真相はいかに。

ちなみにこのサラバンド、妻もハマったらしく、数日後には通販で箱ごと届いていました。

箱にどっさり入った「サラバンド」

池袋の名店の素朴な甘さに、新しいアイデアもビビビッ!!

小生の家は池袋まで自転車で20分ほど。買い物や食事といえば池袋です。そして池袋でおしゃれで美味しい店といえばビストロ『ラシーヌ』。子どもとよく行く南池袋公園にもお店があり、クラフトビールとソーセージを買って芝生で頂くのが休日の楽しみです。

そんなラシーヌにパン専門店があるのをご存知でしょうか。焼き立てのパンは本当に美味しい。そのパン釜を作り変えるというので、代わりに昨年期間限定で販売を始めたのが揚げたてドーナツです(現在も種類こそ減ったものの販売はしているようです)。

『ラシーヌ』の「ドーナツ」

妻が試しに買って来たのですが、期待にたがわず美味しい。ふわっと軽く、それでいて小麦粉の味が濃いので満足感は高い。写真はシンプルなシュガードーナツ。スイーツというより朝食に近いので、昨夜の残りのなめこ汁inマグカップとともにいただきました。

よく考えたら、ドーナツってチェーン店以外であまり見ませんよね。手軽だし、生地自体はシンプルで素朴。材料費もそんなにかからなそう。もしかしてブルーオーシャンでは? 糖分のおかげで、そんなビジネスアイデアも朝から湧きまくりです。

美味しさと甘さとセンスのよさで、朝からテンションMAX!

どらやきって奥が深いですよね。ほとんどの和菓子屋で売っているのに、それぞれ見た目や味、食感が違う。コンビニでも売っているし、デパ地下でも和菓子コーナーの堂々たる主役です。その中でも貰うと特にテンションが上がるのが『黒船』のどらやきです。

そう、ここのどらやきは、人からいただかないと、なかなか食べることはありません。たまに何かのご褒美として買って帰ることはありますが、基本いただいてこそのお菓子です。

大事にされてるな。

と思います。

『黒船』の「どらやき」

『とらや』の羊羹や『ヨックモック』のシガールもうれしいし美味しいけれど、無難というか、贈り手の顔よりも虎の字や青い文房具入れみたいなスチール缶のイメージが勝ります。

かといって行列の店のお菓子は、“トレンドに敏感でしょ?”という自慢めいたものを感じてしまいます(どんだけ偏屈やねん!という)。受け取る側の好みもありますしね。

だけど黒船のどらやきは、無難でありながら“ちゃんと選んでる”感もあり、そして美味しい。普通のどらやきと違い、皮に黒糖が入っているのが特徴です。

そして包み紙がいいんですよね。まさに和洋折衷。美味しさ、甘さ、センスの良さで、朝から頑張ろうと思います。

だけどこれ、誰からいただいたのかよくわからない。たぶん妻が実家からもらってきたパターンなのですが……。どこのどなたか存じませんが、美味しゅうございました!

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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