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自然な甘さに癒やされる台湾風『コスメキッチン アダプテーション』

まずやってきたのは、「おいしく食べて、心も体も美しくなる」Clean Eating(クリーンイーティング)をコンセプトにしたカフェレストラン『コスメキッチン アダプテーション』。

ここでは台湾風のかき氷が食べられるということで、台湾贔屓の私としては気になるところ。

「厳選きな粉とココナッツの台湾風かき氷」1958円

温かい東方美人茶もついてくる

氷にたっぷりとかかっているのはきな粉と2種類のきな粉シロップ

きな粉は厳選を重ねた結果選ばれた北海道産のきな粉、シロップはデーツときな粉、それに練りゴマを加えたものの2種類。サラサラとドロッとした濃度の差で異なる舌触りと味わいを演出しています。

ドロッとしたきな粉シロップは終盤にかける

そしてまあ、氷がどっさりと盛られています。

層としては、土台に台湾スイーツの「豆花(トウファ)」。その上に氷、きな粉シロップ、氷、きな粉シロップ、氷、練りゴマを加えたきな粉シロップときて、最後に自家製のココナッツ豆乳アイス(甘酒と豆乳がベースのアイス)がのり、きな粉をかけてフィニッシュ。

脇にはデーツ寒天や無添加の白玉も盛られ、見た目からしてボリューミーです。

土台の豆花。ざっくり言うと豆乳きな粉プリンですな

さすがヴィーガン。見た目とは裏腹にスルスルと食べ進みます。きな粉やデーツの様々な甘さを舌に感じますが、あとに残らずスッと引いていきます。なかなか食べる機会がなかったデーツですが、甘みと酸味が同居していて非常に美味しい。

ふわふわの氷は溶けてくると、豆乳やきな粉と相まってミルクティーのような味わいに。食後は甘味を食べたことを忘れるほど口の中がスッキリ。東方美人茶の存在もありますが、自然な甘みの素晴らしさを実感しました。

お店は本館B2にあります

わさびとメロンが織り成す爽快感『やさい家めい』

続いては、和風のかき氷を求めて『やさい家めい』へ。“畑の伝道師”渡邉明さんとスタッフが全国各地の畑を巡って出会った農家から直送される野菜で作る和食が自慢のお店です。

こちらのかき氷には、なんとわさびが使われていて、しかもメロンとの組み合わせ。どういう味になるのか期待に胸が膨らみます。

「北海道山川農園の山川わさびとメロンのかき氷」1590円

メロンの果実がのっている。1日限定15食

まずは土台がメロンという衝撃。このかき氷だけでメロンを半玉使っているというからさらに驚き。しかも農家さんから届いたメロンを極力追熟させて提供しています。

種を取り除き、果肉を少しくり抜いたメロンに、シャリシャリと氷が積み上がっていきます。そこにかかるのはメロンのシロップ、ではなくピューレ。氷を盛ってはかけてを繰り返しできあがった高い山の上に果肉をのせれば完成!ではありません。

メロンのピューレは毎朝生搾りで作っています

テーブルに供される際、仕上げが施されます。なんと、わさびを目の前で削ってくれるのです

パルメザンチーズを削るが如く、かき氷にわさびが降り注がれます。今回使われている「山川わさび」は白いワサビなので、それはまるで淡雪のような美しさ。

削っている感じ、わかりますかね……

まずはツンとくるわさびの刺激とフレッシュな香りが口の中にとびこんできます。そのあとをメロンの風味が追いかけてきて、なんとも爽やか。

スイカの塩のように、わさびでメロンの甘みが引き出されています。練乳で少し甘みを加えているのもアクセント。そして、終盤になると土台のメロンが見えてきます。敢えて果実を残してくれてくり抜いているので、崩すと結構な量な果実が掬えます。それがまた贅沢で贅沢で。あぁ、至福。

※メロンは仕入れ状況により赤肉に変更になる場合あり。その日一番美味しい品種を提供しています。

お店は本館の3階にあります

貴腐ワインのグラニテにほろ酔う『ワインショップ エノテカ&バー』

ヨーロッパを中心に約600種類を取り揃えるワインショップ。ただ買えるだけでなく、有料試飲できるのも魅力。その数、約20種類

50ml、100ml、いいものを少しずつ楽しめます。ボルドーワインの最高峰シャトーもラインナップ。ハムやナッツ、チーズなどをつまみながら、じっくりと堪能できます。それもあって、こちらのかき氷にはワインを使用。酒飲みとしてはすごく気になります。

「大人のグラニテ 夏のフルーツとソーテルヌの香り」1650円

大人のグラニテの向こうに見えるのは、フランスのボルドーやブルゴーニュのワイン。
1日限定10食

大人のグラニテに使われているワインは、フランス・ボルドーの貴腐ワイン(アルコール度数12.5%)。貴腐ワインとは、糖度の高いブドウを原料に造られていて、貴腐ブドウ由来の芳香と凝縮された甘みが特徴。その甘みはデザートワインとも言われるほどです。

フルーツがたっぷりのって、見た目も美しい

ワインショップらしく、カクテルグラスに盛られて登場。

たっぷりのマンゴー、モモのコンポートに、フレッシュなピンクグレープフルーツがどっさり。貴腐ワインの甘みをピンクグレープフルーツの酸味がキュッと締めてくれます

お酒をあまり飲まない人向けにイメージして作った、というのも納得のスッキリとした味わいです。

凍らせた貴腐ワインは、アルコール度数が高めなのでカチッとは凍りません。それゆえ、溶けるのが早め。溶けていく過程を楽しみながら、最後はカクテルのように楽しめます

お店は本館3階にあります

その他、5種類のかき氷もチェック!!

表参道ヒルズのかき氷キャンペーンに参加しているのはこれだけではありません。その他、5品も一気にご紹介します!

『蔭山樓』の「雪花氷 マンゴーのふわふわかき氷」

1320円

1日限定20食。お店は本館3階にあります

フカヒレ専門のモダンチャイニーズレストランからは、“マンゴーづくし”の台湾風かき氷が登場。

マンゴーの味が染み込んだふわっふわの「雪花氷」にマンゴープリン、そこにブルーベリーソースが加わった色彩豊かな一品です。気分は台湾の屋台。

『バール ア ヴァン パルタージェ』の「白桃とココナッツクリームのかき氷」

1700円

1日限定10食。お店は本館3階にあります

大阪の人気店が手掛ける“つまめる”タパスとヴィンテージワインのフレンチバールでは、ロンドン発祥のデザート・ピーチメルバ風のかき氷を提供。

たっぷりのった桃は、贅沢に丸ごと1個使用。甘酸っぱさとココナッツクリームで夏らしい一品です。桃のコンポートにフランボワーズのジュレを添えられ、氷の中にはカスタードソースが。掘っていく楽しさがあります。

『37 ローストビーフ』の「ゴールデンパインと香るココナッツの南国風かき氷〜フレッシュパインのトッピングと完熟パインピューレがけ」

1400円

お店は本館3階にあります

本格的ローストビーフの専門店『37ローストビーフ』のかき氷は、パイナップルを器にした“映える”南国風

器だけでなく、こぼれ落ちるほど果肉をどっさりとトッピング。完熟パイナップルの自家製ピューレソースと、ココナッツの練乳で舌でも南国らしさを感じられます。

『フラテリパラディソ』の「グラニータアッラマンドルラ」

1430円

1日限定15食。お店は3階にあります

シドニーで絶大な人気を誇るイタリアンダイニングの日本初上陸店。こちらでいただけるのは、イタリア・シチリア島発のかき氷

ベースはアーモンドミルクの「グラニータ(グラニテ)」。 アマレットリキュールで大人な味に仕上げています。そこにマンゴーを合わせ、ザクッとした食感のアマレッティを詰め込み、たっぷりの生クリームで蓋をしています。アーモンドミルクの風味がなんとも爽やか。

『インパーフェクト』の「エスプレッソグラニテ」

900円

1日限定15食。提供は紙コップ。お店は同潤館1階にあります

世界の食と農を取り巻く社会課題の解決にお客様と一緒に取り組む「Do well by doing good.」活動を展開するウェルフードマーケット&カフェ。提供するエスプレッソのかき氷は、コーヒー生産国ブラジルへ想いを馳せたもの。

ふわっとしたエスプレッソの泡、細かく砕いたミルク氷、リッチアーモンドアイス、エスプレッソで作ったかき氷の4層仕立て。エスプレッソはブラジル産の豆を使用。コクと苦みが感じられます。

ご覧の通り、どれも魅力的なかき氷でございます。私が今回食べた3軒のかき氷は、どれも見事に後味がすっきりしていたので、はしごもそこまで苦ではありませんでした。

みなさんも無理のない範囲で、表参道ヒルズでかき氷を食べ歩いてみては。もちろん、1軒だけでも十分満足できますよ。

■表参道ヒルズ
[住所]東京都渋谷区神宮前4-12-10
[電話番号]03‐3497‐0310(総合インフォメーション)
[営業時間]ショッピング・サービス・カフェ/11時〜21時※日〜20時
レストラン/11時〜23時(22時LO)※日〜22時(21時LO)
※2021年6月1日以降、11時〜20時。日曜が祝日、休前日の場合、月〜土の営業時間(日曜を含む連休最終日は日の営業時間)
[休館日]不定休(年3日あり)
[交通]地下鉄銀座線ほか表参道駅A2出口より徒歩2分、地下鉄千代田線ほか明治神宮前(原宿)駅5番出口より徒歩3分、JR山手線原宿駅表参道口より徒歩7分

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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編集部えびす
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