表参道ヒルズにクリスマス限定「贅沢パフェ」が登場! 厳選3品を実食

街がクリスマスムードになりつつある中、東京・表参道ヒルズで本日11月11日から「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2021」がスタート(12月25日まで)。クリスマスイルミネーションが飾られます。そして、期間限定で「ご褒美パフェ」を8店舗で展開。その中から気になる3品を食べてきました。

画像ギャラリー

今回、表参道ヒルズで展開される期間限定のパフェは、この1年がんばってきた自分や大切な人への「ご褒美」がテーマ。夏に行われたキャンペーン「大人のかき氷」と同じく、8店舗が参加し、世界各国や街をイメージして作られています。

結論からいうと、今回食べた本館3階の3店舗だけでも限定で終わるのはもったいないほどのクオリティでした! 早速紹介していきましょう。

クリームの甘みとイチゴの酸味のバランスが秀逸『ゴールデンブラウン』

まず訪れたのが『ゴールデンブラウン』

イギリスの『MONOCLE MAGAZINE』が選ぶ「世界のレストランBEST50」に、ハンバーガー専門店として唯一選出された名店。中目黒の本店に次ぐ2店舗目です。

1920年代、禁酒法時代のアメリカをイメージした店内で、牛肉100%のパティを使用した20種類以上のハンバーガーがいただけます。

カウンターでサクッと、ソファ席でゆっくりと、使い勝手よし

「苺とマスカルポーネのショートパフェ」1650円

「イチゴとマスカルポーネのショートパフェ」1日限定10食、提供時間14時〜

上から、積み上げられたイチゴ(とちおとめ!)、イチゴとマスカルポーネのアイス、イチゴのピューレ、自家製マスカルポーネのクリーム、イチゴのブランマンジェがきれいに重ねられています。

タテに掘って食べ進めていくと、イチゴの酸味、マスカルポーネの甘みが交互に繰り返されます。これぞパフェの醍醐味です。食後はほのかに残る甘みが、いい余韻をもたらしてくれます。

とちおとめを丁寧にのせていく

もうひとつお伝えしたいのが、カップの最後にもイチゴが入っていること。この手のパフェはだいたい最初に果物が出たらそれで終わり。あっても小さかったりするので、最後まである程度残しておきがちですが、このパフェはその心配は皆無。安心してはじめからイチゴを食べられます。

コーヒーでもお酒でもなんでもこいな逸品。ハンバーガーの食後のデザートでも十分楽しめそうです。

ビターな風味とボタニカルの香りで大人の風情『フラテリパラディソ』

続いては、オーストラリア発のイタリアンダイニング『フラテリパラディソ』へ。カウンター、テーブル席、ソファ席とさまざまなシーンで利用できる店内は約140席。表参道ヒルズの中でも屈指の広さを誇ります。

素材を重視したシンプルな料理に定評があり、ランチは週替わりメニューも用意。買い物客はもちろん、近隣で働く人たちも数多く利用しています。

窓からはけやき並木を臨める

「ズッパ イングレーゼ」1950円

「ズッパ イングレーゼ」1日限定10食

イタリアの伝統的なデザート「ズッパ イングレーゼ」をパフェ風にアレンジ。9層から成るパフェはまさに贅沢そのもの。

炙ったイタリアンメレンゲで蓋をした下には、エスプレッソを使ったチェイルを細かく砕いたもの、マスカルポーネクリームを使用したカスタードクリーム、パールクラッカン(チョコ)にチョコクリームで、カリッサクッの楽しい食感とビターな味わいが続きます

イタリアンメレンゲを炙って完成!

グラスの中央部分に進むと、数々のベリー類が出現。取り囲むように、ビスコッティが配置されています。フィレンツェ発のリキュール「アルケルメス」がたっぷりと染み込み、噛むとハーブのボタニカルな香りが口中を支配します。

それも納得。こちらで使われている「アルケルメス」は、世界最古の薬局『サンタ・マリア・ノヴェッラ』のもの。一般的なものと比べて、ハーブの香り方が違います。

マスカルポーネクリームを挟んだのち、最後に現れるのがアルケルメスのジュレ。カルダモンを煮出したものにレモン、フランボワーズのジュレ、少しローズシロップを加え、爽やかな酸味で締めてくれます

なお、ワインペアリング付きのメニュー(2500円)もあるので、これだけでも満足できますし、もちろん食後に頼んでもピッタリでしょう。

甘じょっぱさが秀逸なグラスパフェ『バール ア ヴァン パルタージェ』

最後に訪れたのは『バール ア ヴァン パルタージェ』。大阪の人気店『ル・コントワー』による新業態で、正統派フレンチをタパスサイズで楽しめます

臨場感たっぷりのオープンキッチンで、スタッフとのコミュニケーションもとりやすいです。

調理風景が目の前で見られる“特等席”のカウンターがオススメ

「洋梨とピスタチオムース、フォアグラアイスのパフェ」2100円

「洋梨とピスタチオムース、フォアグラアイスのパフェ」1日限定10食、提供時間14時〜17時LO

ワインとのペアリングを楽しむお店らしく、グラスを使ったパフェを提案。これがアート作品のようで、出てきた瞬間に思わず感嘆の声を上げてしまうほどの美しさ

グラスの中のみならず、グラスを覆う洋梨にも目を奪われます。その洋梨1/2個に加え、コンポート、グラニテ、飴でコーティングしたチップスを合わせて、まるごと1個をこのパフェに使用しています

グラスの中で緻密にレイアウトしていく

そのほか、グラスの中に配されているのが、ピスタチオムース、フォアグラアイス、お店の人気メニュー・フォアグラマカロン、64%カカオを使ったチョコフレーク、クランベリーのジュレ。味がしっかりした素材を使っていながらも、濃厚さを抑えた味付けが施されていて、甘みと酸味のバランスが絶妙。食べていて重さを感じません

途中で別皿で出されるゆずソースをかけると爽快感アップ。ゆずがしっかりきいていて、ほのかにジンの香りがふわり。より軽やかになります。

個人的には、フォアグラマカロンに感動。フォアグラテリーヌをレモン風味のマカロンで挟んでいて、濃厚ながらさっぱり。白ワインがほしくなりました。

今回いただいたパフェは、どこも「甘くならないように」「重すぎないように」ということを意識された“おとなのパフェ”。2軒目、3軒目はお酒を使っていることもありますが、食後にお酒と合わせていただきたいと思いました。

その他、5種類のご褒美パフェもチェック!!

ほかにも、魅力的な「ご褒美パフェ」が揃っていますので、まとめてご紹介します。

『37 ローストビーフ』の「9種類のフルーツをつかったハワイアンパフェ」1980円

「9種類のフルーツをつかったハワイアンパフェ」。限定数なし。お店は本館3階にあります

9種類のフルーツががっつり盛られたパフェは、ハワイの朝食の定番「アサイーボウル」をアレンジ

パイナップルのパウンドケーキはもちろんのこと、クリームやソースもすべて自家製。こだわりを感じます。

『築地玉寿司 ささしぐれ』の「茶碗プリンパフェ」700円

「茶碗プリンパフェ」。1日限定5食。お店は本館3階にあります

唯一の和パフェが、寿司屋さんの自家製プリンパフェ。ふんわりなめらかな舌触りのプリンは、茶碗蒸しの製法で作られています

そこに、日本の甘味・抹茶アイス、白玉、小豆、黒蜜、栗の甘露煮をトッピング。寿司にパフェとご褒美尽くしでご堪能あれ。

『ワインショップ・エノテカ&バー』の「ポートワインのアフォガードパフェ フォンダンショコラを添えて」1650円

「ポートワインのアフォガードパフェ フォンダンショコラを添えて」。
1日限定10食。お店は本館3階にあります

ヨーロッパを中心に約600種類を取り揃えるワインショップからは、フォンダンショコラをのせたあったかパフェが登場。

ショコラの下にある、バニラとピスタチオのアイスクリーム、グラノーラを楽しみつつ、20年熟成したポートワインをたっぷりとかけると、一気におとなの装いに。ひとつで2度美味しいです。

『コスメキッチン アダプテーション』の「ピスタチオとラズベリーのウィンターリッチパフェ」 2398円

「ピスタチオとラズベリーのウィンターリッチパフェ」。
限定数なし。11月10日〜12月31日提供。お店は本館B2階にあります

「おいしく食べて、心も体も美しくなる」をコンセプトにしたカフェレストランでは、ヴィーガン&グルテンフリーのスペシャルパフェを提供。

ピスタチオを使ったクリームとアイスクリーム、ラズベリージャムをメインに、大麦グラノーラや米粉のケーキ、フレッシュラズベ リーなど厳選素材で甘酸っぱく仕上げています。アッサムティー付きもあります(2695円)。

『インパーフェクト』の「洋梨香るショコラパフェ」1100円

「洋梨香るショコラパフェ」。限定数なし。テイクアウト可能。お店は同潤館1階にあります

洋梨のジュレとチョコレートを中心に、キャラメルケーキやグレーズドナッツといったお店の人気商品をトッピング。食べるごとに変わっていく食感が面白いです。

ジュレに使う洋梨は、傷がついたり生産調整で捨てられる果物を使用。食品ロスの削減にも貢献しています。世界や社会にもWell(よい)素材を掛け合わせた商品を販売している同店らしいパフェに仕上がっています。

100本のリユース管楽器を使ったサステナブルクリスマスツリーが、表参道ヒルズの象徴である吹き抜け大階段を彩ります

「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2021」とあって、吹き抜け大階段には、高さ約7mの「サステナブルクリスマスツリー」が設置。20分ごとに約2分間の音と光の特別演出があります。

クリスマス気分を盛り上げながら、ご褒美パフェを食べて、この1年の労をねぎらってくださいね。

 

■表参道ヒルズ
[住所]東京都渋谷区神宮前4-12-10
[電話番号]03‐3497‐0310(総合インフォメーション)
[営業時間]ショッピング・サービス・カフェ/11時〜21時※日〜20時
レストラン/11時〜23時(22時LO)※日〜22時(21時LO)
※日曜が祝日、休前日の場合、月〜土の営業時間(日曜を含む連休最終日は日の営業時間)
[休館日]不定休(年3日あり)
[交通]地下鉄銀座線ほか表参道駅A2出口より徒歩2分、地下鉄千代田線ほか明治神宮前(原宿)駅5番出口より徒歩3分、JR山手線原宿駅表参道口より徒歩7分

 

取材・撮影/編集部

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

関連キーワード

この記事のライター

関連記事

【絶品】鴨などから抽出した濃厚なうま味と酸味のハーモニー!! 『中華蕎麦 時雨』の「ホロホロ南蛮つけ蕎麦」が激うま

【究極】TRY名店部門 にぼし1位受賞の『中華そば 児ノ木(ちごのき)』がウマうますぎる!! 11月26日「TRYラーメン大賞 & おとなの週末が選んだ至高のラーメンフェス」に登場

新宿・大久保公園で至高のラーメンフェス!! 「TRYラーメン大賞」&「おとなの週末」が選んだ【名店のラーメン】が なんと1杯「1000円」で食べられる

巨大満月が文化財建築に出現!昭和の竜宮城『ホテル雅叙園東京』で神秘的な月見体験をしてきた

おすすめ記事

“タワマン”の日本初の住人は織田信長だった? 安土城の「天守」ではなく「天主」で暮らした偉大な権力者の野望

芝浦市場直送の朝締めホルモンは鮮度抜群 高円寺『やきとん長良』は週末の予約は必須

不思議な車名の由来は「ブラックボックス」 ”ミレニアム”に鳴り物入りでデビューした革命児の初代bB 

大分県に移り住んだ先輩に聞く(2) 移住でウェルビーイング「移住とはコミュニティの中でその想いを受け継ぐこと」

収穫を感謝する「加薬うどん」 美智子さまと雅子さま夫妻で交わす大切な重箱

講談社ビーシー【編集スタッフ募集】書籍・ムック編集者

最新刊

「おとなの週末」2024年12月号は11月15日発売!大特集は「町中華」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…