乾麺の進化に唸り、生蕎麦の風味に拍手!
『おとなの週末』ライター飯田(以下飯):蕎麦って店で食べるもんって思っていたけど、いざお取り寄せしてみると“家蕎麦”、いいですね。
編集和賀(以下和):いや、ホント。お取り寄せ蕎麦がこれほど進化しているとは思わなかった。しかも、乾麺のレベルの高さには衝撃でした!
飯:かなりの数を食べ比べて、乾麺は2商品に絞りましたが、まずは『妻有そば』が出色もの。
和:あの香りと“つるっ”と感は、乾麺の域を軽~く越えていましたね。この美味しさでこの価格?と、ビビります。
飯:私は『太郎兵衛そば 蕎香』もお気に入り。山形の田舎蕎麦らしい旨みとコシがいい。
和:新蕎麦になると、ぐっと香りも良くなっていて。どちらもストックしておきたいよね。
飯:生蕎麦は、長期保存には向かないけど、さすがの風味!と唸るものばかりでした。
和:『蕎麦旬菜 こすげ』の二八とか。端正な蕎麦で名品です。
飯:今回掲載依頼した時に、”お取り寄せして美味しかった”と伝えたら、ご主人が“上手に茹でられたようで良かった”って。生蕎麦って、それだけ繊細だし、茹で方ひとつで食感も変わるから、我が子を送り出す気持ちなのかなぁって思った(笑)
和:確かに。だいたいどの商品にも美味しい茹で方のメモが添えられていましたね。蕎麦は、そもそも地域によって独特の食べ方があったり、産地ごとの色や味の違いも楽しいよな、と今回改めて実感したなあ。
飯:『出雲そば』は、江戸前とは相反する素朴さで。伝統的な割子蕎麦で楽しめる器付きのセットが雰囲気あっていい。
和:新潟の『こそば亭』の蕎麦も唯一無二の感じが好き。もっちり食感に“おっ!”ってなる。
飯:ココの蕎麦、打った翌日以降の方が、より弾力が増して美味しくなるそうですよ。
和:ほう、メモメモ。あと、温蕎麦なら『鴨南蛮そば』ね。田舎風の蕎麦だから、温かくしても香りが損なわれないし、甘いツユと鴨の脂と合い過ぎ(笑)。コレ、つけ汁で食べる鴨汁蕎麦にしても良さそうじゃない?
飯:家ならいろいろな食べ方を楽しめますしね。やってみよ。
和:年末も、なんなら年始もおせちいらずで、美味しい蕎麦尽くしなんてのも、アリですねえ。
撮影/貝塚隆 文/飯田かおる スタイリング/植田有香子
※データは、2022年1月号発売時点の情報です。
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