スパイシー&チーズの香りに心躍る。カリフワ食感も良し!
土曜日のランチに登場する「キューバサンド」だ。想像したよりも全体的に薄く、長さがある。溶けたチーズの匂いに混ざったスパイシーな香り。ひと口目、カリカリッからフワッと変化するパンの食感が楽しい。そして、スパイシーな刺激と溶けたチーズが口の中を支配する!
2~3口目からは、トマトのフレッシュさとピクルスの酸味が加わる。プレスされているためパンとフィリングが密着、各々の味の個性が仲良しのまま密着して口へと入っていく。薄さも手伝い、食べやすいのもポイントだ。
キューバサンドの発祥は諸説あり定かではないが、アメリカへ移民したキューバ人労働者がよく食べていたことで、移民が多かったフロリダから広まった料理が定番の説だ。
ローストしたポークやビーフ、ハムなどとチーズ、ピクルスをキューバン・ブレッド(白パン)でサンドし、プレスしながら焼くのが基本。本場ではトマトは入らない。そして、キューバン・ブレッドは日本では入手しにくいため、『Cafe Superracer』名物のハンバーガーで使っているバンズの形を変えて使っている。
いわば店オリジナルのキューバサンドだが、取材のオファー時に聞いて驚いた。プルドポークは、ハンバーガーと並ぶ開店当時からの名物・ローストポークで作ると教えてもらったからだ。
キューバサンドは、テイクアウト需要が高まった、約1年前に登場した新メニューである。提供され続けて21年目のローストポークがつなぐ新旧のメニュー。そのローストポークも味わいたい!