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※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています。

職人気質の実直な味、炭の香りと肉汁が口の中で弾けて広がる

JR御徒町駅を出てきらびやかな看板の店が立ち並ぶ雑多な通りを抜けると、控えめに佇むビルの前にたどり着く。

街の喧騒のせいか、「本当にここに実力派の焼鳥屋があるのか」という思いがよぎるが、そんな心配は前菜の鶏ソーセージで一掃される。軟骨、レバーなどすべての部位が入るそのひと皿で、各部位の下処理をしていることがわかり、期待値が上がるからだ。

左より ささみ、つくね、はつ、手羽先(刻鳥コースより) 5500円
メニューはコースのみ。「刻長コース」は先付け、前菜、椀もの、向付け、焼鳥七種、〆、甘味の構成。串ものはいずれも、20年以上焼鳥を焼き続けている熟練の店主が、中火でじっくりと燻しながら薫香をまとわせている

そしてコース1本目の「もも」で、目が覚める。パリッと香ばしく焼き上げた皮の食感、口の中に広がる燻香……。いかにも実直な店主の性格が垣間見えるような味に、心を掴まれるのだ。

『刻鳥』

『刻鳥(こくちょう)』の店舗情報

[住所]東京都台東区上野3-23-3 J-ROADビル2階
[電話]03-3837-7773
[営業時間]17時~23時(22時半LO)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄銀座線上野広小路駅A1出口・JR山手線ほか御徒町駅南口からともにから徒歩3分

撮影/西崎進也、取材/吉田彩乃

※2022年4月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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