審査を終えて……服部さん、渡辺さんが感じたこと
審査を終えて、一緒に審査員を務められたおふたりにお話を伺いました。
まずは、渡辺雄一郎さん。シェフとしての目線でお話くださいました。
「味の構築をキッチリやってきた人に高いポイントをつけました。いろんな味覚を持った人がいるので、美味しさのストライクゾーンに入らないとダメ。どういう人に食べてもらいたいかイメージがきっちりできていた人が残ってるんじゃないでしょうか。
自分だったら怖くてできない組み合わせがあり、こういうやり方もあるのかと勉強させていただきました」
続いて、服部幸應さん。僕が思っていたように、やはり順番に対して思うところがあったご様子でした。
「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。今回は順番の関係上、どうしても提供温度の差が出てしまうので、そこはフェアなジャッジになるよう心がけました。
料理は食べる人が一斉に「はぁ、美味しい」となるのが一番。そこを考えて作れているかどうか。あとは食材と調理法の組み合わせ。唯一無二のオリジナリティを出さなければいけないとはいえ、料理の根幹となる基本の部分は大事にしてほしい。そこが足りない人がいましたね」
ここからサバイバルラウンド、全国大会と戦いは続きます。この先、私は審査員でなく、イチ記者として最後まで見届けたいと思います。「おとなの週末Web」でもその様子をお届けする予定ですので、お楽しみに。
最後になりましたが、関東・甲信越エリア予選の模様は「TVer」で2022年6月11日正午から配信開始されます! サバイバルラウンドへ進む7名とは一体誰なのか!? まあ個人的には、見られるのが正直恥ずかしくはありますが、非常に熱い戦いになっております。ぜひご覧ください。
取材/編集部えびす 撮影/小島 昇