ホルモンは、官能的
ぷるんつるんの姿が艶めかしいホルモン。刺しならばその美肌のまま堪能でき、網の上で焼けばバチッと音を立てながら湛えていく脂の甘みを満喫できる。果ては隅々まで食べ尽くすコース仕立ても。官能的なホルモンの世界へ誘う名店5選をご紹介!
【ホルモン基礎知識】
ホルモンには胃や腸、臓器のイメージが強いが、精肉として扱われない部位はすべて該当。「もつ」とも呼ばれる。部位によるが、ビタミンや鉄、亜鉛を主に含む。
特にレバーはビタミンが豊富で、必須アミノ酸を有していることから“栄養の宝庫”といわれている。
『江古田ホルモン』@江古田 ピカピカのホルモンがジュージュー誘う
活気溢れるのがいい。下町の名店、亀戸ホルモン『初代吉田』から独立して2年、もはや江古田の名店と言いたい。毎日芝浦から仕入れるホルモンは、見るからに新鮮でどれもピカピカ、大ぶりにカットされ、焼く前から旨そうだ。メニューを眺めれば、腸や内臓系などだけでも25種類以上。で、初めてでも心配ご無用。「何でも聞いてね」とすかさずカウンターから声が掛かる。噛みしめるほどに甘い脂のマルチョウに、脂が甘くとろけるシマチョウ、皮目をカリッと焼いた懐かしの昔ホルモン……。味もぼやけず決まって、しかもリーズナブル。満足感ハンパなし!
・都内で魅惑のホルモンが食べられる店5選 脂の旨みを満喫
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焼きとんの魅力にはまる!
串焼きされた状態で提供されることの多い焼きとん。が、焼肉のように自分で焼いて楽しませる店も。職人の匠の味には及ばないかもしれないが、火を囲み、好みの焼き加減に仕上げるのは、魅惑の食時間なのだ。
『七輪ホルモン焼・もつ鍋 まことや』@五反野 “くるりキャンディ”が教えてくれる鮮度
テラテラ光る豚ホルモンの皮を下にして七輪に乗せる。待つことしばし。ほどよく焼けたらひっくり返し、脂のある側を炭火で炙る。と……モツがくるりと反り返るではないか!この状態を、包み紙に似ていることから“キャンディ”と言い、鮮度と状態がいいモツだからこそなのだと、店主の茂野さんは胸を張る。口に含めば皮はさっくり噛み切れ、脂の甘み・旨みが口中に広がっていく。瑞々しいレバーやタン、旨みが濃厚なハラミなど、ほかの部位も推して知るべしだ。そして塩やタレなど各部位の魅力を引き立てる味付けで提供。力強さと繊細さを併せ持つ、豚の魅力に開眼すること必至の旨さだ。
・自分で焼き上げる焼きとん店4選 好きな焼き加減で楽しめる
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