旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは旬の食材の魅力をご紹介します。旬のものをたくさん食べて、体の内側から健康に、きれいになりましょう!
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
旬のいさきの刺身は皮つきが美味!
いさきが最も美味しくなるのはこの産卵期の5月頃から9月頃まで。旬の時期のいさきは「麦わらいさき」とも呼ばれ、珍重されています。旬のいさきは、たいやすずきなどより美味しいと言われています。外洋に面した沿岸近くに生息しているため、釣り人にも人気の魚です。地域によっては、ブランドいさきがあるほど人気の魚です。
白身でクセのない淡白な味わいのため、刺身、煮つけ、塩焼き、天ぷら、ムニエルなど、どのような料理にも使える万能魚です。
なかでも、旬のいさきで試してほしいのが、皮つきの刺身です。皮と身の間には脂がのっているため、皮をはいでしまうのはもったいないほど、皮が美味しい魚なのです。皮をバーナーで炙って皮つきのまま刺身にした炙り刺しや、皮目にお湯をかける松皮つくりにして食すのがお薦めです。
美味しいいさきの見分け方
一般的に魚は目が澄んでいるものが新鮮と言われますが、いさきの場合は、新鮮でも目が白っぽくなっているものも……。そのため、目は判断基準にしづらいのです。スーパーなどでも一匹売りされていることが多いので、ふっくらと丸みがあり、色ツヤが良く、お腹に触れた時にパンと張っているものを選びましょう。
いさきの注目栄養素
いさきの白身は、良質なタンパク質の宝庫です。また、血液サラサラ効果のあるEPAとDHAという油も豊富なので、中性脂肪値が気になる人にお薦めです。また、赤血球中のヘモグロビンを作るサポートをするビタミンB12もたっぷり。肌のくすみや冷えの改善もサポートしてくれます。