市区境に建つ大規模マンション群
さぁさっきのバス停のところまで戻り、今度は東側に切り込む路地に入る。ここもまた市区境。左手には「世田谷区北烏山」の住所表示があったけど、右手に停めてあった車は「多摩ナンバー」でしたよ。
そう、ここではこんな狭い路地を挟んだご近所さんでも、左か右かで行く小学校から違ってしまうわけだ。実際に住んでる人からすれば、どんな感覚なんでしょうね。
やがてこちらの路地も丁字路にぶつかった。目の前にあるのは体育館。地図を見てみると、体育館の建物だけが三鷹市牟礼に入っていて、駐車場その他の敷地は世田谷区でした。
さぁ問題は体育館の裏手にある大規模なマンション群だ。市区境はこの敷地内を突っ切っている。マンション棟は1番館から10番まであるみたいだけど、どれに住むかによって世田谷区か、三鷹市かの住民に分かれてしまうわけだ。あぁ、ややこしい。
マンション敷地の東側にやって来ました。ここがワニの口の喉奥部分。三鷹市内はここまでです。目の前の道を渡れば世田谷区。
ところが「下本宿通り」に出て、バス停の方角に戻ろうとすると道の向こうもまた「三鷹市牟礼」の表示。一瞬、戸惑ったが、そうか。ワニの上顎は細長い。逆に言うと世田谷区の方が、三鷹市内に深く食い込んでいる、という見方もできるわけだ。
せっかくなんで「下本宿通り」をちょっと東に行ってみた。ここは世田谷区と三鷹市、更に杉並区という3つの境界の交差点。こういうところに立つ、というのもなかなかあることではないですよ。