「東八道路」はどこにあったか?
中央高速道の高架をくぐり、「日本女子体育大学前」のバス停を過ぎる。すると左手に、飲食店の立ち並ぶ一画が見えた。やれ、ありがたや。
今回の目的地は基本的に住宅街。お店はあんまりないだろうなぁ、と覚悟していたのだ。まさか女子大の学食に入り込むわけにもいかないし、ね。三鷹市牟礼から国立市谷保(やほ)に抜ける都道「東八(とうはち)道路」が近くを走ってはいるが、あぁいう大通り沿いには広い駐車場を伴ったチェーン店が多いことだろう。
ところが案に相違して、手近に飲食店が並んでた。これで少なくとも店探しの方面で、悩まされることはなさそうです。
「牟礼前」バス停で下車。普通「〇〇前」なんて名前だと、何かの施設名なんかが「〇〇」に入ることが多いんだけど、ここでは町名。確かに厳密に見てみると、バス停の立つ場所はギリギリ市区境の世田谷区側。「目の前が三鷹市牟礼」であることは間違いない。ただ、そういう意味でバス停名をつけたわけではないでしょうに(笑)
バスを降り、「烏山通り」から西に向かう路地に入る。市区境はこの通り沿いに走ってる。左手が世田谷区北烏山。そして右手が三鷹市牟礼であるわけだ。ただし道沿いは工事中だったこともあり、そういうことを示すいい写真を撮ることができなかった。
やがて路地は丁字路にぶつかった。右に行けばすぐ「東八道路」に出る。
ここで思いついて、スマホの位置情報を立ち上げてみた。そう、ここはワニの口の開口部に当たるのだ。うーん、俺、今にも食われそうなところ(笑)
ワニの上顎の先端は、「東八道路」のど真ん中に位置する。ちょっと、あそこに立つことはできない。
ところが「東八道路」の歩道を元来た方角に戻ると、途中で市区境を跨ぐことになる。
小学生の頃、「関門トンネル」の歩道を歩いてて、海底の県境を見て大いに興奮した思い出がある。俺今、片足が福岡県でもう片足は山口県にいるんだぜ。あれから40云年、経ってもやってることは何も変わりませんな(汗)。歩道沿いには地元農家の野菜の直売所があって、「やっぱり武蔵野〜」感を醸し出してました。