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自転車好きの人はもちろん、そうでなくてもぜひ知ってほしいロングライドの魅力。その楽しさの一端をお伝えするべく、3年ぶりに開催されたロングライドイベント、「2022佐渡ロングライド210」への“乗り旅レポート”をお届けします。第2回目は、いよいよ佐渡島に乗り込んだスタート前夜までのお話。スタートまでの旅の楽しさもロングライドイベントの魅力のひとつです。

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一路佐渡島を目指してGO!

今回出場するBコース(佐渡島半周と中央部横断130km)は、大会当日のスタート時間が6時20分。集合時間締め切りは5時50分だから、出場する人はみな前泊することになる(ちなみに一番早いSコースはスタート5時半。受付開始は4時から)。そんなわけで、大会前日には、それこそ日本各地から続々と出場者たちが佐渡島に集結してくるのだ。

佐渡島へのアクセス方法は、新潟港からジェットフォイルかカーフェリーで両津港へ、もしくは直江津港からジェットフォイルで小木港へということになる。

ブオンペダーレ(私)はというと、できるだけ早めにエントリーを済ませて前日の夕方は少しゆったり過ごしたいとの考えもあり、新潟港発朝9時40分のジェットフォイルを予約した。今回は友人のS氏と共に参加。S氏は幼稚園時代から知っている幼なじみで、そもそもロードバイクの楽しさとか、あれこれ教えてくれたのも実は彼だ。

今回は集合場所の北浦和から新潟までの移動は車を利用。車に自転車を積み込んで関越自動車道を走らす。ジェットフォイルの時間が早めなので大会前々日に新潟入りして、新潟駅前のビジネスホテルに一泊。まずは景気付けに一杯やることにした。

余談だが、新潟駅万代口は現在大掛かりな再整備工事の真っ只中。昭和33年から変わらぬ姿のままの、子供の頃から見慣れた万代口駅舎(※実はブオンペダーレは新潟育ちである)を目にするのはたぶんこれが最後かも、と思うとちょっと感慨深い。

前々夜の祝杯(?)については話が長くなるので割愛するが、おでん屋の『じゅんちゃん 新潟駅前店』はいい店だよ、ということだけはお伝えしておこう。

ジェットフォイル快調なり

翌朝(大会前日14日)、8時半前に新潟港佐渡汽船のターミナルへ到着。

駐車場にはすでに多くの車と、リュックや自転車用ヘルメット、輪行バッグを担いだ人々の姿が。新潟県外ナンバーも多く、各地から来ているなあと実感する。かくいう我々もここで車から自転車を下ろして輪行バッグに入れ、ヨイショと担いで乗り場まで行く。

ちなみに「輪行」とは、ロードバイクから車輪を外してコンパクトにまとめ、専用バッグに入れて持ち運ぶことだ。待合フロアにはひと目でロングライド参加者だとわかる人々がすでに大勢並んでいた。9時20分出発のカーフェリーに乗船する人たちだな。

車から下ろしたロードバイク。すでに輪行用に“分解”してまとめてある
車から下ろしたロードバイク。すでに輪行用に“分解”してまとめてある
輪行バッグに収納。これで持ち運び可能だ
輪行バッグに収納。これで持ち運び可能だ

天候、時折雨が落ちる曇り。輪行した自転車も無事積み込み、ジェットフォイルは予定通り9時40分に新潟港を出発した。

乗船したジェットフォイル「すいせい」号。あいにくの曇天ではあるが旅は順調の滑り出し
乗船したジェットフォイル「すいせい」号。あいにくの曇天ではあるが旅は順調の滑り出し

ご存知かどうか、ジェットフォイルは、海水を吸い込んで船尾から勢いよく噴射し、水中翼で船体を海面上に持ち上げて航行する高速船だ。最高速度は時速45ノット(約83km/h)。旅情を感じるという意味ではカーフェリーもいいのだが、このスピード感もいい。

途中、先発のカーフェリーを追い抜く
途中、先発のカーフェリーを追い抜く

本格航行に入るとまさに海面を滑るような感覚でスイーっと進んでいく。揺れもほぼなし。でも、遠くに見えた島影が、徐々に大きくなっていくにつれ、いつしかワクワク感が膨らんでいるのに気づく。途中、先に出発したカーフェリーを横目に追い越し、所要時間1時間7分で両津港に到着した(新潟港~両津港間は67.2km。フェリーだと所要時間2時間30分)。

佐渡島到着!!
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池田一郎
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