宿泊地で佐渡の夕陽と温泉を堪能
エントリーを無事終えて会場の雰囲気も楽しんだところで、それぞれ本日の宿泊地へ向かう。
宿泊は協賛の日本旅行を通じて予約が可能で、宿泊地は「佐和田」「真野」「相川」「両津」「小木」の5地区に分かれている。
当日は朝が相当早いわけだが、これらの宿はおにぎり弁当とか早朝バイキング(朝3時から!)とかで朝食対応もしてくれるのがうれしいところだ。ほかにもスタート会場に近いキャンプ場などもあって、そこを利用する強者もいる。
で、我々の今回の宿泊先はというと、相川地区の「ホテル万長」だ。
相川地区への宿泊は初めてだが、この「ホテル万長」、部屋がオーシャンビューなのが佐渡らしくってうれしい。しかも、相川の浜は西に向かって開けている。幸い雨はあがってところどころに青空も見える。これは夕暮れ時が楽しみだ。
スタート場所の佐和田までは車で15分くらい。当日朝の移動の選択肢は、会場まで自走する、ホテル前からシャトルバスに乗る(早朝3時過ぎ発)などいくつかあるが、前回にお世話になったタクシーに再びお世話になることにした。
前回、たまたま会場近くで見つけたタクシー会社で社長に相談したら、「ちょうど自転車が乗っかる車が1台あるから出してあげるよ」と言ってくれたのが縁。そして今回、「3年ぶりだよね。ようやく開催だね」と懐かしそうに笑顔で再会を喜んでくれた社長。
佐渡全体でイベントを盛り上げていこうというか、親切にしてくれる人が多くって、こんなちょっとした交流がまたうれしい。朝5時と早い時間だけど、快く迎えに来てくれることになった、
チェックインを済まし、自転車を点検して、ゼッケンなど必要なものを取り付けたら、夕食の前にまずはひとっ風呂。佐渡のホテルにはほぼ温泉があってそれも魅力のひとつ。ここ万長にも露天風呂付きの大浴場があるのだ。まだ日の高いうちに波の音を耳にしながら手足を伸ばすのが気持ちいい。
そして夕刻。部屋の窓からは見事なサンセットが。
日本海に沈む夕陽が大好きで、子供のころ、新潟の浜辺からはよく見てはいたが、佐渡では初めて。うーん、時間が止まっていくようで、いつまでも見飽きない。見渡す限り何もない水平線に沈んでいく佐渡の夕陽はやっぱりいい。明日はきっとロングライド日和だなと確信するのだった。
取材・撮影/ブオンペダーレ池田