旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で最…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:しゅんぎく
難易度:★★★☆☆
活躍の場は鍋だけじゃない! 生で食べても美味
しゅんぎくは菊の一種です。漢字で書くと春菊のため、春が旬と思っている人も多いかもしれませんが、実は11月~2月頃。つまり、しゅんぎくは春野菜ではなく冬野菜なのです。だからこそ、白菜などの冬野菜とともに、鍋には欠かせない野菜とされているのです。
しゅんぎくは春に菊に似た黄色い花を咲かせます。このことから、春菊という名前がついたといわれています。関西地方では、菊菜と呼ばれることが多いようです。
旬のものはすじっぽさがなく、柔らかになり、生でも美味しくいただけます。ちなみに、しゅんぎくはアクが少ないので、生で食べることができます。
加熱調理をするときの注意点は、長く加熱をすると葉の部分に多く含まれる苦みが強くなってしまうことです。そのため、苦みが気になる人は加熱時間をできるだけ短くするか、生で食べることをおすすめします。加熱する時間は葉なら10秒程度、茎も20秒程度加熱すれば十分です。
また、茹であがったら水にさらさないようにしましょう。熱をとりたい場合は、団扇などで風を送ってさましてください。
美味しいしゅんぎくの選び方
緑色が濃く鮮やかで、葉先までピンとしていてハリがあり、茎の根本までは葉がついているものを。茎は細くて短めのもののほうが柔らかです。香りが強いのが新鮮な証拠です。生食をする場合には、葉が小さめのものを選びましょう。
しゅんぎくの注目栄養素
活性酸素を除去し、免疫力を高める作用があるβカロチンの含有量が非常に多い野菜です。また、特有の香りのもとである、αピネンやペリルアルデヒドという成分は、胃腸の働きを高める作用をもっています。
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