「5月12日」。今日は何の日でしょう?答えは「国際看護師の日」「看護の日」!
看護の心、ケアの心、助け合いの心を一人一人が分かち合う
5月12日は、近代の看護制度に多大な貢献をしたフローレンス・ナイチンゲール(1820~1910年)の誕生日にちなんで、国際看護師協会(本部:スイス・ジュネーブ)によって世界的に「国際看護師の日」と定められています。日本でも5月12日は「看護の日」となっています。
公益社団法人日本看護協会のHPには、「21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合いの心を、私たち一人一人が分かち合うことが必要です。こうした心を、老若男女を問わずだれもが育むきっかけとなるよう、旧厚生省により『看護の日』が1990年に制定されました。市民・有識者による『看護の日の制定を願う会』の運動がきっかけでした」と制定の趣旨が書かれています。
ナイチンゲールは、1853年から56年にかけてのクリミア戦争(イギリス、フランス、サルデーニャ、オスマン・トルコの4ヵ国連合とロシアとの間で行われた戦争)において、看護師団の団長として戦地に赴き、負傷兵の治療にあたり、「クリミアの天使」と呼ばれたイギリスの看護師。戦地から戻った後も、世界初の看護学校を設立し、看護師の教育制度を整え教育者としても優れた能力を発揮し、「近代看護教育の母」とも呼ばれています。また病院の建設など、生涯にわたり医療・看護分野の改革に貢献しました(参照:ナースプラスHP)。