「5月19日」。今日は何の日でしょう?答えは「ボクシングの日」!
日本人初のボクシングチャンピオンが誕生!
1952(昭和27)年5月19日、東京・後楽園球場の特設リングで行われた世界フライ級タイトルマッチ。白井義男(1923~2003年)が、チャンピオンのダド・マリノ(アメリカ・1915~1989年)に判定勝ちし、日本人初のボクシングチャンピオンになりました。このことにちなんで、2010(平成22)年、日本プロボクシング協会(東京都文京区後楽)が「ボクシングの日」と定めました。
以後、4度の防衛を果たした白井は、1954(昭和29)年11月26日、5度目の防衛戦で、アルゼンチンのパスカル・ペレス(1926~1977年)に判定負けを喫し、王座から陥落。翌年、ぺレスとの世界王座再挑戦リターンマッチが開催されましたが、白井は5回KO負けし、現役を引退しました。敗戦後の日本人にとって、初のチャンピオンになった白井義男は、勇気と希望を与えてくれた大きな存在でした。そのことを示すかのように、最後の試合のテレビ中継は最高視聴率96.1%を記録したといいます(ビデオリサーチ社調べ)。