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覆面取材で見つけた間違いない店だけを掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』
初心者も安心!おすすめ下町カクテルの名店5軒

初心者も安心!おすすめ下町カクテルの名店5軒

エ~キタイコーラヤ、ショウチューイレテノーメヤ♪ハァー、お酒飲みたさに~……っと、謎の液体と焼酎や炭酸で割って飲む「下町カクテル」。これらを美味しく飲める店と、その旨さの魅力を調査しました。土曜だけでなく毎晩笑顔になれること請け合いです。

戎「松岡さんは今回、ホイスやバイス、下町ハイボールデビューしました。いかがでしたか?」


松「バイスについては、今までそれほど意識をしたことがなかったので、意外とたくさんの店に置いてあることに驚きました。バイス自体の甘酸っぱい味が完成しすぎているのか、はっきり言ってドリンクとしてのバイスの味は、お店による違いはほとんどなし。料理と接客で三ツ星店を決めました」


市「料理は紹介しているお店のどこも美味しいものね。今回の調査では“昔ながらの大衆酒場”というお店が多かったからか、接客がフランクというか、ジョッキを無言でドンッ!と置かれたり、頼んだ時に返事がないとか返事しても口調が怖いとか、そういうお店も多くて最初はびっくりしましたね(笑)」




戎「でも調査を続けていくうちに、それが当たり前になって慣れていくという(汗)。
なので『三六・別邸』のようにすごく丁寧な接客を受けて戸惑う自分がいましたよ」

市「そう!ツンに慣れると、ちょっと物足りなさを感じたり?(笑)。
その分というとなんですが、お客さんがフレンドリーなお店が多かった気がします。


例えば『大林』では、焼酎ハイボールは焼酎のみの白と、『カンダハイボール』(『天羽の梅』と人気を分ける、下町カクテルを代表する割り材)を入れた赤がありますが、
わからなくて隣の方に聞いたら親切に教えてくれました。南千住の『丸千葉』では、コの字カウンターで隣り合わせた方と盛り上がり、大衆酒場情報を得ました」

大林(最寄駅:篠崎駅)

シャリキン70mlで割るからホッピーが美味しく飲める!

キンミヤをシャーベット状にした“シャリキン”を使用する“一凍二冷”で提供。ホッピーが推奨する飲み方は、一気に注ぎ泡を立て、かき混ぜないこと。氷を入れないことで風味が損なわれず、かき混ぜないので雑味も出ないため、ホッピーそのものの味を楽しめる。



松「ホイスは“幻の……”と様々なお店で謳われていますが、私には薄いウイスキーハイボールのような、養命酒のような。だからバイスほど広まらなくて“幻”なのかなーと思ったり。
薄い分、飲みやすいのですが、一番きちんと酒の味がしたのは『田吾作』のものでした」

田吾作(最寄駅:恵比寿駅)

「ふきのからし煮」は唐辛子がピリリと利いている。料理はどれもしっかりした味付けで、ホイスがいつの間にかぐいぐい進む。

戎「ホイスは生産量が少ないので基本的に、提供できるのはそのエリアに1軒のみという決まりを設けているそう。生ホッピーも都内では10数軒しか飲めない。こちらも希少ですね」


市「生樽ホッピーは作るのに手間がかかるらしくて、本当に幻になるかも……という話があるとかないとか。まだ飲まれたことのない方は、早めに試していただきたいですね。ただ、生ホッピーは生ビール同様、サーバーの手入れがちゃんとできていないお店があって閉口しました。


実は今回、地味に感動したのが『【閉店】さいごう』の『梅酒ホッピー』。
梅酒をホッピーで割ることで、爽やかな旨さ・甘みに変わるんです。

それを生樽で飲めるのはこの上なく幸せ!私の周りでもプチブームになっています。
ただ、氷が入っていないので、気づけばものすごく酔ってるんですけどね」

【閉店】立呑み さいごう(最寄駅:上野駅)

近隣の飲食店店員も客として多く通うのだとか。同業者も惹きつける、気取りはないけれどひと捻りされたメニュー構成、立ち飲み並みの価格帯、丁寧な接客が魅力だ。



松「わかります!焼酎が甲類なので、それ自体に風味がほとんどないから、『居酒屋 ゆうちゃん』の『ミルクハイ』や『ガリチューハイ』(486円)のように、アレンジしようと思えばいくらでもできるんでしょうね。

飲みやすくなるので、ごくごく飲んじゃって、いつの間にか、めちゃめちゃ酔いました。飲みすぎ注意ですよね。
その割には酔いの引きが早いような気もしますが、それでも電車で寝過ごしそうになったこともありましたよ」

居酒屋 ゆうちゃん 古石場店(最寄駅:門前仲町駅)

焼酎はキンミヤを使用。「ミルクハイ」は牛乳を入れることでまろやかな味わいになり、非常に飲みやすい。



戎「甲類といえば、過去の話ですが、実は僕、キンミヤの飲みやすさにやられて泥酔して以来、苦手意識があったんです」

市「私もシャリキンを飲んで、何度意識を飛ばしたことか……(苦笑)。
今、ホッピーをはじめとする割り物には、“やっぱりキンミヤ”という風潮がありますが、いい意味で主張がないからなんにでも合うということだと思うのです。


例えば、『たつや』の会長は、お店を開かれる前からホッピーに惚れ込んでいたそうなのですが、創業当時に使っていた焼酎はキンミヤではなかったんだとか。
ホッピー社の前社長に勧められて使い始められたそうです」

たつや 駅前店(最寄駅:恵比寿駅)

昭和51年創業の恵比寿・たつやは、鮮度抜群のモツを芝浦から仕入れ、大ぶりな串やもつ煮が名物の繁盛店。

開店から2年ほど経ったある日、ホッピーに黒ビール(ギネス)を入れたところ、その美味しさで好評となるも採算が合わず断念。

しかし問屋さんが現・ホッピービバレッジへ話をしたところ、平成4年に「黒ホッピー」が誕生したという。黒ホッピーならではのコクと甘みのバランスが引き出された一杯は飲む価値あり!

戎「それで、飲み口の良さから、ホッピーの魅力との相乗効果で人気が広まったんですね」


松「バイスやハイサワーなど瓶で出てくる割り物は、自分の酔い具合によって、中(焼酎)を追加してもいいですし、薄めで飲んだり調整がきくのが魅力です。でも、焼酎が濃いと酔っ払う不安はあるけど、得した気分になります。薄いとテンションが下がりますよね」


市「そう、ケチケチしていない人情のようなものをヒシヒシと感じました。お店の方の口は悪いけど、盛りは良かったり。手作りの温かい味がしたり」


戎「やっぱり“下町カクテル”はガツンと濃い目の焼酎で割って、豪快に楽しみたいですね。五臓六腑に沁みわたらせましょう!」

このグルメ記事のライター
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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