『名古屋栄三越』 今年10月にデパ地下がリフレッシュ 手土産と生鮮食料品が並ぶ地下1階は、今年5月からリニューアルが進められ、10月にリフレッシュオープン。和洋菓子の店舗も10店舗がリニューアルした。 店の所在地、栄を「…
画像ギャラリー帰省や観光で各地へ出かけるときに必ずといっていいほど購入するのがお土産。今回は愛知県名古屋市の中心地・栄を代表する『名古屋栄三越』と『松坂屋名古屋店』、新幹線が停車するJR名古屋駅直結の『ジェイアール名古屋タカシマヤ』からおすすめの手土産5品を厳選。名物をモチーフにした名古屋ならではの特色を感じさせる和洋スイーツを一堂に集めてみました。
小倉餡を使った和洋スイーツは全国屈指の品揃え
今回、『ジェイアール名古屋タカシマヤ』と『名古屋栄三越』、『松坂屋名古屋店』のデパ地下を巡った。その百貨店でしか購入できない限定商品と、出店するブランドの東海地区限定商品を中心に買い集めてみることにした。
すると、どの百貨店も名古屋名物の「小倉トースト」をモチーフに、バターやクリームなどと小倉餡を組み合わせたスイーツがやたらと充実していることに気がついた。最中やクッキー、シフォンなど、どれもデパ地下のスイーツらしく素材のおいしさを生かした上品な味わいに仕上がっていて、地元在住の筆者もまた買ってしまいそうなものばかり。
小倉餡を使った和洋のスイーツがここまで揃うのは、全国でもおそらく名古屋だけ。選ぶのに迷ってしまいそうだが、食べ比べてお気に入りを見つけてみては?
『ジェイアール名古屋タカシマヤ』
地元有名店の限定商品が豊富に揃う
JR名古屋駅直結という立地ゆえに、新幹線に乗る前に立ち寄る客が多い。特に大型連休の際には手土産商戦と位置づけラインナップの充実を図っている。とくに『シェ・シバタ』や『カフェ タナカ』、『ザ・ラムネラバーズ』など地元の名店やメーカーが手掛けた限定商品はレア度が高いので喜ばれるだろう。
[住所]愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
[電話]052-566-1101
[営業時間]10時〜20時
[休日]不定休
『シェ・シバタ』
名古屋を代表するパティシエの焼菓子5種セット
名古屋を拠点に世界で活躍するパティシエ、柴田武氏の店。アーモンドと焦がしバターの風味が豊かな「ヴィジタンティーヌ」など、人気の焼菓子5種が堪能できるセット。ジェイアール名古屋タカシマヤの限定商品
マシェリ 1080円
『カフェ タナカ』
クッキー缶ブームの火付け役
名古屋・上飯田にある人気のカフェ。クラシカルな缶に入った「レガル・ド・チヒロ」シリーズは即完売するほどの人気ぶりだ。「ビスキュイ・シンプリテ(アマンド&ミソ・ルージュ」はシンプルさを極め、愛知県産小麦や八丁味噌を使った逸品
ビスキュイ・シンプリシテ(アマンド&ミソ・ルージュ) 3024円
『キュベット』
小倉餡の甘みとバターの香りがベストマッチ
「おいしいものを可愛いサイズで」をコンセプトにしたひと口サイズの洋菓子ブランド。上質なバターにこだわったパイ生地をチョコレートで包んだミルフィーユは看板商品。バニラとキャラメル、ストロベリーなど定番の5種類に名古屋限定の小倉バター風味を加えたジェイアール名古屋タカシマヤ限定商品
ミルフィーユ 名古屋限定セット 10個入 1188円
『メゾン カカオ』
泡のように消える味と香りの余韻を楽しむ生チョコスフレ
鎌倉発祥のアロマ生チョコレートブランド。ジェイアール名古屋タカシマヤ限定商品「泡チョコ」は、その名の通り、泡のようにふんわりとした口溶けが絶妙。午後の早い時間帯に完売することが多いのでお早めに
泡チョコ 6個入 3456円
『ザ・ラムネラバーズ』
子供のみならず 大人も楽しめる生ラムネ
「クッピーラムネ」で知られるカクダイ製菓が“大人のラムネ”をコンセプトにした新ブランド。常設店舗は全国でもジェイアール名古屋タカシマヤのみ。フレーバーはメロンクリームソーダとグレープカシス、ハニーレモネードなど。その中から3種類選んでセットにできるのも魅力。独特の口溶けはクセになる
生ラムネ 3個セット 2700円
『名古屋栄三越』
今年10月にデパ地下がリフレッシュ
手土産と生鮮食料品が並ぶ地下1階は、今年5月からリニューアルが進められ、10月にリフレッシュオープン。和洋菓子の店舗も10店舗がリニューアルした。 店の所在地、栄を「住む街」として捉え、地元客の日常に根ざした売場づくりを目指している。馴染みのあるスイーツを手土産として購入する客も多いとか。
[住所]愛知県名古屋市中区栄3-5-1
[電話]052-252-1111
[営業時間]10時〜20時
[休日]不定休
『菓匠 花桔梗』
厚焼き最中皮の香ばしさを餡が引き立てる
400年前の『桔梗屋』をルーツとする和菓子店。香ばしい厚焼き最中皮をトーストに見立てた「あんトースト最中」は名古屋らしい和菓子。餡はシンプルな「つぶあん」とコクのある「つぶあんバター」の2種類を用意
あんトースト最中 2缶入 1501円
『hotel the progress』
口の中いっぱいに広がる甘さと立ち昇る香り
『hotel the progress』は、名古屋の老舗中華『信忠閣』が1887年頃にオープンさせた西洋式ホテル。そのブランドを復刻すべく、西洋菓子の製造をスタート。花びらを模した、見た目にも美しいチョコレート「ペタル」が看板商品。「インディゴペタル」は、ブラッドオレンジやラベンダー、塩味など6種類の味を楽しめる
インディコペタル 4201円
『アンリ・シャルパンティエ』
小倉トーストをフィナンシェで表現した逸品
1969年、兵庫・芦屋に喫茶店として誕生。小倉トーストの「あんこ」と店の定番、「フィナンシェ」が織りなす和スイーツ。しっとりとした白あん生地に大納言小豆を品よくトッピング。名古屋を象徴する金鯱をイメージしたパッケージも◎
アン・ブランシュ大納言 5個入 1080円
『ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ』
愛知・西尾産の抹茶を使った名古屋限定商品
ドイツ北部の都市、ハノーファーで約100年の伝統を刻んできた菓子店。名古屋限定の「名古屋ミルフィーユ」は、サクサクのパイ生地に西尾抹茶のクリームをサンド。抹茶のほろ苦さとチョコレートの香りが秀逸
名古屋ミルフィーユ 1296円
『ゴディバ』
ホワイトチョコとこし餡の絶妙なバランスが◎
日本におけるゴディバの歴史は、1972年に東京・日本橋三越本店からはじまったとか。こし餡パウダー入りのホワイトチョコレートをラングドシャ生地でサンドした「あんバタークッキー」は、名古屋東海エリア限定商品
GODIVA あんバタークッキー 8枚入 1296円
『松坂屋名古屋店』
国内最大級の売り場面積を誇る老舗百貨店
本館と北館、南館と合わせて8万6千758平方メートル(ハローナゴヤ)の売り場面積は国内最大級。名古屋が創業の地ゆえに、地元での人気も高く、2代、3代にわたって通う客も少なくはない。和洋菓子の売り場がある地下1階と2階は、140以上の店が軒を連ねる。週替りでイベントも開催され、期間限定の店も登場する。
[住所]愛知県名古屋市中区栄3-16-1
[電話]052-251-1111
[営業時間]10時〜20時
[休日]1月1日
『モロゾフエクラ』
愛知特産の西尾の抹茶を贅沢に使用
神戸の洋菓子ブランド『モロゾフ』の伝統と革新的なおいしさを取り入れているのが「エクラ」を冠した店舗。ほろ苦い味わいの下層と、豊かな香りの上層を組み合わせた「西尾の抹茶ケーキ」は愛知限定商品だ
西尾の抹茶ケーキ詰合せ 12個入 1879円
『覚王山 吉芋』
2種類の芋けんぴを食べ比べ
名古屋・覚王山にあるさつま芋菓子専門店。化粧箱入りの「想」は、代表作の芋けんぴで蜜がたっぷりの吉芋花火と、あっさり塩味の吉芋塩花火各2袋入のセット。いずれも細切りで食べやすく、つい手が伸びてしまう
想(そう) 吉芋花火(蜜)、吉芋塩花火(塩)各2袋入 2400円
『黒船』
塩味の効いたクリームが味の決め手
東京・自由が丘に本店があるカステラやどらやきが評判の菓子店。名古屋限定の「あんバターQ」は、北海道十勝産の小豆を使用した粒餡と、ほんのり塩味の効いたバタークリームがたっぷり詰まったシフォンカステラ
シフォンカステラ あんバターQ 1個 464円
『小布施堂』
こだわりの栗餡を挟んだどらやき
長野県小布施町にある栗菓子の専門店。しっとりとした小ぶりの生地に、たっぷりの栗餡と栗の粒を挟んだ名物の「栗かのこどら焼き」は、すっきりとしたしつこくない甘さ。栗そのもので仕立てた栗餡は渋皮の風味も感じる
栗かのこどら焼き 5個入 1750円
『ガトーフェスタ ハラダ』
バニラの風味が小倉餡の味を引き立てる
ガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」が有名な、群馬県高崎市で創業した洋菓子店。東海エリアでの出店は、松坂屋名古屋店のみだ。「ティグレス 小倉餡」は、自慢のチョコレートケーキ「ティグレス」を小倉餡テイストにアレンジした限定商品。香り高いバニラを生地に練り込み、和洋折衷の味わいに仕上げている
ティグレス 小倉餡 3個入 810円
撮影・取材/永谷正樹
※2023年1月号発売時点の情報です。
※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
画像ギャラリー