【豚骨ラーメン】
『麺友 一誠(めんゆう いっせい)』 @高田馬場
ほっとする味と雰囲気に何度も通いたくなる
店を切り盛りするのが、奄美群島・徳之島出身の店主・松田秀康さんと姉のかつみさん。二人三脚で守った看板は今年で21年目に突入した。そんなこちらのラーメンは、豚骨に鶏ガラを合わせて炊いたライト系。博多風とは異なるやや太めの麺がいい塩梅に絡み合う。
皮付きあっさりらーめん 780円
さらにチャーシューだ。地元から取り寄せた皮付き肉で作るそれは、コラーゲンを含んだぷるんとした口当たり。厚切りを3枚も乗せて、いまどき780円という値段にも恐れ入った。夜には一品料理も加わって、それらをつまみに奄美の黒糖焼酎で晩酌するのも大いにあり。普段、何気ない日にふらりと訪れたくなる1軒なのだ。
[住所]東京都新宿区高田馬場3-13-3
[電話]03-3360-6336
[営業時間]11時半〜15時LO、17時半〜22時15分LO
[休日]日・祝
[交通]JR山手線ほか高田馬場駅早稲田口から徒歩7分
『ラーメン きら星』 @武蔵境
豚骨の香りと旨みに満ちた一杯
ひと口スープをすすれば、ガツンと押し寄せる豚のエキス。これはクセになる。店主・星野能宏さんは、ある時九州で「それまで食べたことのないとんこつラーメン」に出合った。それは、豚の旨みと香りがぐっと引き立ったスープ。どうやったらこの風味が出せるのか、試行錯誤を重ねて現在のスープにたどり着いた。
2種盛りチャーシューどとんこつ 880円
ゆっくり攪拌しながら弱火で煮込み、熟成などを繰り返して約2週間。これに、やや煮込みの「浅い」スープをブレンドすることで、コクとキレが出るという。星野さんは今も、毎年九州を訪れ約30杯のラーメンを食べ歩く。オープンして18年。『きら星』はなお進化中である。
[住所]東京都武蔵野市境南町3-11-13
[電話]0422-30-0233
[営業時間]11時半~15時(14時45分LO)、17時半~19時(18時45分LO)
[休日]日
[交通]JR中央線・西武多摩川線武蔵境駅nonowa口から徒歩4分
撮影/西崎進也(大島)、小島昇(一福、きら星)、小澤晶子(麺友 一誠)、取材/井島加恵(大島)、編集部(一福)、菜々山いく子(麺友 一誠)、本郷明美(きら星)
※2023年2月号発売時点の情報です。
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