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着丼とともに鼻孔をくすぐるスープの香り、ひと口飲めば身体の隅々に旨さがしみわたり、麺をすすればじ〜んわりと口福が訪れる。至極のラーメンが、胃と心を満たすことでしょう。 今回は醤油ラーメンのおいしい店を調査。新しい三ツ星店を一挙にお届けします。五臓六腑にしみわたる一杯をどうぞご賞味あれ。

【スープに麺にトッピング、進化が止まらない】

常に新しい驚きを与えてくれるラーメンの新店。スープ、麺、トッピング、お店のこだわりはとどまるところを知りません。ここに行けば、ラーメンの今がわかる!

『らーめん亭 ひなり竜王』’22年9月14日OPEN! @梅屋敷

バランスを極めた完成度に全細胞が歓喜する!

食いしん坊の夢を具現化した一杯だ。丼の中に旨いもん大渋滞。掻きわけ掻きわけ麺を持ち上げれば、風味豊かな平打ちが顔を出す。実はここ、北品川『中華そば和渦TOKYO』など人気店を手掛ける高橋宏幸さんの4軒目となる新店。

「僕の全部を詰め込んだ集大成です」。高橋劇場第4章の巻。舞台は京急線、梅屋敷である。目指す味わいはスープや麺、どれもが突出し過ぎないバランス型だ。それは計算された高い技術があるからこそ実現する一体感。

特製醤油らーめん 1400円

『らーめん亭 ひなり竜王』特製醤油らーめん 1400円 チャーシューは低温調理した「岩中豚」の薄切りや厚切り、肉厚の「信玄鶏」など。生姜風味のワンタンや味玉も入る豪華版

スープは信玄鶏や岩中豚、乾物類に炒めた野菜をどっさり入れたやさしく奥深い旨みで、3種の小麦粉を配合した自家製太麺はツルッモチッとなめらかな舌触り。「特製」は高橋さんが好きなトッピングを全部入れちゃったそうで、吊るし焼きの鶏などその全てが美味の相乗効果。言ってしまおう、これぞ定番醤油味の究極形。最&強です。

『らーめん亭 ひなり竜王』

[住所]東京都大田区大森中2-14-17
[電話]非公開
[営業時間]11時~14時半、18時~22時半
[休日]日
[交通]京浜急行線梅屋敷駅から徒歩10分

『麺 ふじさき』’22年9月16日OPEN! @亀戸

はっとする佇まいから、おいしいオーラがダダ洩れ

美しく澄んだスープ、華やかな醤油の香り、キメの細かなチャーシューの肉質――食べずとも、ただ者でないことがわかる。目指すのは、醤油が放つフローラルの香りを生かしたラーメン。それを最大限に生かすのが、鶏と水のスープだ。食材は、すべて厳選したもの。

醤油らぁめん 1100円

『麺 ふじさき』醤油らぁめん 1100円 低温調理後に焼き目をつけた金華豚のモモ肉と煮豚にした三元豚の肩ロースがのる

ただし、決して素材頼みではなく、たとえばスープを炊く際には旨み成分の出る40℃と、コクの出る60℃の温度帯を長く設定したり、タレとは別にたまり醤油を丼の奥に数滴垂らして提供することで後半に味の変化をもたらしたりと、おいしさへの探求心が光る。修業歴3年足らずでこのクオリティ。店主もまた、ただ者ではない。

『麺 ふじさき』

[住所]東京都江東区亀戸2-8-11 アドリーム亀戸1階
[電話]非公開
[営業時間]11時~15時
[休日]火・水
[交通]JR総武線亀戸駅北口より徒歩9分

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