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3Wi-Fiのパスワードが星野リゾートの全施設共通で、到着と同時に通信できることは、今までにも助かる要素だったが、今回は複数の施設を巡ったのでそのありがたみが身に染みた。到着したらすぐ調べたい現地の情報や、今回のような長い旅では、メールチェックを頻繁にしたい場合も。毎回、パスワードを入力し、つながるまで待って…というまどろっこしさがゼロなので、ストレスフリー。これは地味にうれしいポイント。


4スタンプラリー感覚で界を巡るのも楽しい。各施設の温泉の特徴を記すお湯印帳はまさにスタンプラリー。お湯や滞在体験を記録することで、旅の思い出が深まる。そしてアメニティが包まれた風呂敷は全国各地にある界すべてで違う配色。これをコレクションしているリピーターも多いのだとか。現在22か所にある界すべてを巡ろうとする猛者も!

5すべての施設にドッグフレンドリーな愛犬部屋があるのも界の特徴。界 由布院ではドッグラン付きの離れがあり、界 雲仙では大型犬2匹がゆったりくつろげるような広々とした客室も。ベッドやトイレやごみ箱など、生活に必要な設備があり、床や家具もメンテナンスしやすい素材にするなど工夫されている。半個室のレストランなら愛犬と同席することも可能だ。とはいえ、犬専用の施設やメニューなど、ペットのために特化したサービスをあえて設けないのだとか。ペットも家族の一員として、いつもどおりに過ごせる宿を目指している。だからこそ、気負わず、気軽な温泉旅を計画できるのだ。

また6快適にリモートワークがしやすい環境も、長旅には欠かせない。ちょっとしたメールチェックや書類作成でも集中できるデスクが設置された客室が多く、トラベルライブラリーなどのパブリックスペースが心地いいので、気分を変えて作業ができる。ちなみに私は資料の読み込みや、校正作業を湯上がり処で進めるのが好きだ。その地域を代表するドリンクや、映画「湯道」とコラボしたその土地の牛乳がふるまわれたりして、ここでもご当地の味を発見できる。ひんやり冷えたアイスバーも美味しい。

ちなみに「王道なのに、あたらしい。」をコンセプトとする星野リゾートの温泉旅館ブランドの最初の施設は界 阿蘇。いわば界の原点ともいえる宿だ。しばらく九州エリアには界の施設はなかったが、2021年1月に界 霧島、2021年7月に界 別府、2022年8月に界 由布院、そして2022年11月に開業したばかりなのが界 雲仙だ。そのエリアごとにコンセプトも、デザインもまったく違い、その土地にあった楽しみ方ができる。

今回は東の端の大分から西の長崎へ、さまざまな文化や地形を楽しむ横断旅だったが、鹿児島にある界 霧島や、実は九州の玄関口ともいえる山口県の界 長門を巡る旅もいい。移動そのものを楽しみ、滞在先で文化に触れ、温泉でくつろぐ。そんな周遊旅はまさに大人の遠足。春の九州温泉巡りとしゃれこんで、その土地の魅力を満喫しよう。

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おとなの週末Web編集部
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