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京都の真ん中で「整う」、隠れ家サウナ

京都市内、賑やかな町の中とは思えない風情たっぷりのサウナも誕生しています。烏丸御池駅や二条城前駅から徒歩5分ほどの路地奥に佇む『MACHIYA:SAUNA KYOTO』は、一棟貸し切りサウナとして2022年7月にオープンしました。

西洞院通の目立たない入口を奥に進むと築160年の京町屋が現れます。玄関を開けると中は昼間でも薄暗くひっそりとした雰囲気。もともとは日本画家がアトリエとして使っていた家で、その前は京友禅の工房だったそう。

高級宇治抹茶で知られる「丸久小山園 西洞院店」の正面左手通路を抜け、暖簾が見えたらそこが「MACHIYA:SAUNA KYOTO」だ。

85℃で熱気ムンムンなサウナ室は塗り壁を水墨調に仕上げたシックな空間。サウナ室の向かいには、いかにも町家らしい小さな中庭に面した広い風呂場があり、引き戸を開けるとヒノキのいい香りが漂います。壁面までヒノキで覆った水風呂は、夏場はチラーで冷水を供給し15度を保ちます。

電気ストーブで85℃に設定されたサウナ室。温度・湿度は調節可能。塗り壁を水墨調に仕上げたシックな空間だ。
セルフでアロマロウリュができ、アロマオイルも用意されている。
壁にもヒノキ材を張った水風呂。チラーを増設した贅沢なつくりで夏も冷水を供給する。お湯も使えるので温浴も可能。

ロッキングチェアを設置した和室は、“整う”ために用意された空間。目の前の縁側に出てみれば、京都の四季をたっぷりと感じられるひとときになるはずです。

周囲の喧騒が届かない坪庭にはいい風が吹き抜ける。季節を感じられる外気浴は各地にサウナを造る森さんのこだわりポイントだ。

この隠れ家サウナは国内5都市の市街地で贅沢なサウナ空間を提供する「RE:SAUNA」シリーズの一軒。

「5都市で展開している「RE:SAUNA」は、それぞれの都市の魅力を反映させた個性的な造りにしています。身体を整えるだけでなく、滞在時間を通して心身ともにリラックスできる体験の提供がコンセプト。またカップルや友人同士でも楽しめるよう男女共用の貸し切りを基本にしています。ここ京都では玄関脇の茶室、4Kスクリーンを置いたリビングや寝室がある2階も含め、歴史ある建物を存分に楽しんでもらいたいですね」と、手掛けた株式会社MOPUSの代表・森清隆さん。

2階のリビングは日本画家・小林雨郊がアトリエとして使っていたという広々とした空間。ほかに寝室用の和室がある。
にじり口もある玄関脇の茶室には道具も一通り揃っている。持ち込みは自由とのことで、抹茶を持参して利用することも可能だ。

3時間貸し切りのほか宿泊利用もでき、飲食の持ち込みも自由とのこと。京都旅行の際には、京の仕出しでも活用しながらのサウナ一泊も楽しい体験となりそうです。

築160年ほどの京町屋を一棟丸ごと独り占め。ショートステイや宿泊のプランもある。
苔むした坪庭が静けさを演出。サウナ室など一部リノベーションした箇所以外は昔のままの姿を保っている。

京都美山の発酵温浴「発酵人間」

住所/京都府南丹市美山町大野文字畾地5-2
電話/090-9547-4410
営業時間/9:00~19:00(2時間貸し切り制)
休業日/木定休
備考/利用料ひとり5,000円(税込)(※4月1日から6,000円)

MACHIYA:SAUNA KYOTO

住所/京都府京都市中京区三坊西洞院町561西側奥
電話/090-9838-9637
営業時間/9:00~22:30
休業日/不定休
備考/予約はWEB予約のみ(resauna.jp/kyoto)
1セッション3時間(平日8,000円、土日祝9,800円/ともにおひとり)。
利用は2名~6名まで、宿泊・ショートステイ可

編集/エディトリアルストア
取材・執筆/成田孝男、渡辺美帆
写真/奥田正治

※情報は令和5年4月1日現在のものです。

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おとなの週末Web編集部
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