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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・神楽坂の蕎麦店『酒・蕎麦 矢来山房』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています。

知り合いの農家から届く常陸秋そば

神楽坂でも古い住宅街である矢来町に民家を改装した蕎麦屋が誕生した。店主の井上さんは会社員からの転身という。実はかつてフラリと入った伝説的な蕎麦店・阿佐ヶ谷「慈久庵」の蕎麦に衝撃を受けた井上さん。

その後、茨城へ移転し蕎麦を栽培から手がける「慈久庵」のご主人を見て、「いつか自分もそんな生き方ができたら」と思うようになったのだとか。

【冷】せいろ 900円

『酒・蕎麦 矢来山房』【冷】せいろ 900円 蕎麦打ちは独学ながら「慈久庵」直系の蕎麦職人に助言を受けたという蕎麦は、するりと軽やかに手繰れる外一

そんな縁もあり、ここで使う蕎麦粉は「慈久庵」の畑やその知り合いの農家から届く常陸秋そば。

山房と名付けただけに辿り着くのは少々難しいが、それだけに静か。階段下を覗くといつも静かに寝ているボストンテリアのボスに出会えるのもお楽しみ。16時と早い開店時間は、住宅街の隠れ家でゆるりと飲み始めるにはいい頃合いだ。

【こだわりのツユ】
特徴的なのがダシは昆布だけという蕎麦ツユ。カツオなどの動物性を全く使わず、しっかりした昆布の旨みが蕎麦を支える。きりっとした辛ツユで他にはない味わい。

『酒・蕎麦 矢来山房』

[住所]東京都新宿区矢来町26 
[電話]03-6767-9157
[営業時間]16時~20時半(20時LO)
[休日]日・月・祝
[交通]地下鉄東西線神楽坂駅2番出口から徒歩4分
※年末年始の営業は未定

撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン

※2022年12月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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