名物「はじまりの蕎麦」は、水、塩、オリーブオイルとツユで食べ比べ 大正11年創業『小松庵総本家 銀座』の新しい蕎麦の楽しみ方

木の子とお揚げの つけそば 1920円 ツユは大振りのきのこの旨みを引き立てる特別仕立て

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・銀座の蕎麦店『小松庵総本家 銀座』です。 ※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・銀座の蕎麦店『小松庵総本家 銀座』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています。

ワインでいただく“肴”な蕎麦

本当の意味で、蕎麦で酒を飲む、ということを私は同店で初めて体験した。大正11年創業の老舗が新しい蕎麦の楽しみ方として考案したのが「はじまりの蕎麦」だ。〆に対して食事の最初に繊細な蕎麦を味わってもらいたいと、水、塩、オリーブオイル、蕎麦ツユで食べ比べる2種類の蕎麦。

はじまりの蕎麦 1760円

『小松庵総本家 銀座』はじまりの蕎麦 1760円 同店の名物である蕎麦の前菜

さらにいぶし柿とオリーブオイルを使った白和え、あいち鴨の塩焼き、蕎麦粉のカナッペなどの季節の前菜がいただけるお得なメニューだ。小麦よりもさっくり食感の蕎麦パンのカナッペはもちろんのこと、この蕎麦が意外にも白ワインに合う。まずは水で食べて風味の違いを感じた後に、オリーブオイルと塩をつけるとイタリアンなつまみに大変身。

ほかに単品メニューであるサンマのオイルソースsobaも、皮目を炙り香ばしさを出してからコンフィしたサンマに蕎麦ツユを合わせて作ったソースが和えられていて酒を誘う味になっている。いやはや、まさか蕎麦が肴になってしまうとは。蕎麦の可能性、確実に広がっています。

【蕎麦前の作法】

「実はワインも蕎麦前に合うんです」と教えてくれたのは店長の小松さん。旨みの濃い鴨やまろやかで深い味の蕎麦味噌に赤の合うのだ。こんな風に新しい組み合わせを試すのもいい。蕎麦前の楽しみ方は自由でいいのだ!

『小松庵総本家 銀座』

[住所]東京都中央区銀座5-7-6 ilivビル14階
[電話]03-6264-5109
[営業時間]11時〜16時(15時半LO)、17時〜22時(21時LO)、土・日は11時〜
[休日]不定休
[交通]地下鉄丸の内線ほか銀座駅A2出口から徒歩1分

撮影/小澤晶子、取材/藤沢緑彩

※2022年12月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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