旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。 さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:ヤングコーン(ベビーコーン)
難易度:★★☆☆☆
旬の逃すと1年後まであおずけに!?
ヤングコーンはベビーコーンとも呼ばれることもあります。少し前までは皮付きのヤングコーンが店頭に並ぶことは稀で、ほとんどが缶詰や水煮として売られていました。しかし最近では、旬の時期には皮付きのフレッシュなものを見かける機会が増えてきました。
とうもろこしとは違う品種なの? と疑問に思う人もいるかもしれませんね。じつはヤングコーンととうもろこしは同じ品種なのです。
ヤングコーンは、結実しはじめたとうもろこしを若取り(間引き)したものです。なぜ若取りをするかというと、甘くて美味しいとうもろこしを育てるためです。1株に多くの実がなってしまうと、根から吸い上げた栄養が分散してしまうため味が落ちてしまいます。そのため若取りをするのです。
もちろん、若取りをしなければそのまま大きくなって、普通のとうもろこしに育ちます。
とれたて新鮮なものであれば生で食べることもできますが、おすすめの食べ方は蒸し焼きです。外皮を付けたままグリルやオーブンで焼き、焦げた外皮をむいてヤングコーンをひげ根ごと食します。
ヤングコーンのひげ根や内皮を捨てはもったいない! ひげ根や内皮は普通のとうもろこしよりやわらかで、香りも良し! ひげ根をもいで天ぷらにしたり、サッとゆでてサラダや和え物にしても美味です。
通常、ヤングコーンは種まきから2カ月くらいで収穫することができます。旬の時期は5月から6月にかけて。多くの野菜とは異なり、皮付きのものは旬の時期を逃すと次に食べられるのは翌年になってしまいます。旬を感じずに通年手に入る野菜が多いなか、貴重な存在。店頭で見かけたら、迷わず購入してくださいね!
美味しいヤングコーンの見分け方
外皮が鮮やかな黄緑色で、乾燥したり変色したりしていないものを。捨てずに食べてほしいひげ根の状態は要チェックポイント。みずみずしくて、茶色く変色している部分か少ないものが鮮度が良い証拠です。 また、お尻の部分が乾燥したり変色していないものを選びましょう。
ヤングコーンの注目栄養素
食物繊維が豊富なため腸のコンディションが悪い人にはとくにおすすめです。また、脂質の代謝を高めるビタミンB2の含有量が多く、カロリーも普通のとうもろこしの約1/3と、ダイエット中の人でも安心して食べられるヘルシーな野菜です。
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